いま狙い目のオープンカーを紹介
クルマ好きであれば、1度は興味を持ったことがある人も多いオープンカー。一般的なクルマに比べると実用性が低いため、なかなか実際に所有するまでには至らなかった人も少なくないと思います。しかし選り好みをしなければ安価で購入することができるオープンカーも少なくなく、100万円程度の価格で狙えるものも少なくありません。そこでまずはオープンカーに実際に触れてみて、気に入れば長く愛用すればいいし、ピンとこなければすぐに手放せば少ない出費で収めることができます。今回はそんな安価で狙えるオープンカーをいくつかピックアップして紹介します。
ダイハツ コペン(初代)
維持費の安い軽自動車でありながら、電動ハードトップを備えるダイハツ「コペン」は唯一無二の魅力を持つモデルとしてファンの多いモデルだ。とくに初代モデルは4気筒エンジンを搭載するため、軽自動車感の薄いところも魅力。
そんな初代コペン、MT車は高値安定であるが、AT車に絞ってみれば60万円前後の予算で10万km未満の走行距離のものも狙うことができ、100万円ほどの予算があればかなり状態の良いモノや高年式の個体も狙うことができるのだ。
クライスラー PTクルーザー カブリオ
1930年代に存在していたクライスラー/デソート「エアフロー」のデザインをモチーフとしたレトロフューチャースタイルをまとって2000年に登場したのがクライスラー「PTクルーザー」だ。オープンモデルのカブリオが追加されたのは2004年のことで、当初は左ハンドルのみだったのもアメ車感満点だろう(2007年に右ハンドル化)。
乗り味は良くも悪くもアメリカ的で、2.4Lのエンジンと4速のATのマッチングは上々。オープンでのんびり流すにはピッタリの味付けとなっている。またオープンでありながら後部座席は意外としっかりしており、大人4人が普通に乗ることができるスペースが用意されている点もポイントが高い。
そんなPTクルーザーカブリオは、近年その魅力に気付いた人が増えたのかやや高値になりつつあるが、まだ100万円前後で狙うことができるものも複数あるので、手ごろな価格で狙うことができるラストチャンスといえるかもしれない。
フォルクスワーゲン ニュービートル カブリオレ
オリジナルのフォルクスワーゲン「タイプ1」、通称「ビートル」のスタイルを現代風にアレンジして1998年に登場した「ニュービートル」は、元祖のRRレイアウトからFFレイアウトへと大変身しているものの、その雰囲気を上手く引き継いで人気車種となった。
そんなニュービートルにカブリオレが追加されたのは2003年のことで、オリジナルとは異なり電動ソフトトップを採用していたが、折りたたんだトップはリアセクションに乗る形で収まるなど、こちらもオリジナルの雰囲気を尊重したものとなっていたのだ。
そんなニュービートル カブリオレは「ゴルフ4」とメカニズム面を共有し、2Lエンジンと6速ATも共通ということで、メンテナンス面ではそこまで不安はない。価格も総額50万円くらいから見つけることができるので、幌の動きと状態さえ気にすれば、長く愛用することもできるだろう。