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校庭にラリーカーが6台整列! ますます盛り上がる「ラリー教室」とは? 井上小学校のマスコットキャラクターをラリージャパン参戦車両に貼り付けました

児童が事前に応援フラッグを作るなど、このラリー教室を心待ちにしていたことがわかる

佐々木康行選手が講師として登場

2024年11月21日(木)~24日(日)に愛知・岐阜を舞台に開催される「FIA世界ラリー選手権(WRC)フォーラムエイト・ラリージャパン2024」。そのPRイベントとして開催地元の小学校を巡ってラリー競技の認知を向上させようという企画「ラリー教室」が開催されました。前回レポートした岡崎市では5台のラリーカーが並びましたが、ラリージャパンを主催する豊田市の豊田市井上小学校では、さらにそれを上回る規模で行われました。

記念イベントに「ラリー教室」をトッピング?

2024年10月17日(木)、豊田市井上小学校で、2024年では5回目となる「フォーラムエイト・ラリージャパン2024 ラリー特別教室(ラリー教室)」が開催された。これはWRCラリージャパン2024でSSなどが設定される開催地元の愛知県豊田市、岡崎市、新城市、設楽町、岐阜県恵那市、中津川市と名古屋市の小・中学校の中から選ばれた9校をまわるもの。

今回は井上小学校側からの熱烈なリクエストもあって実現したもの。というのも、井上小学校は2024年で創立40周年を迎え、その記念式典がこの日に開催されることが決まっており、その式典に合わせて「ラリー教室」が開催されることとなったのだ。

ただ、この週末が全日本ラリー選手権最終戦直前ということで、このラリー教室を担当する新井敏弘選手や勝田範彦選手が来場できず、小学校の近所に住むラリードライバーである佐々木康行選手が講師として登場。さらにその佐々木選手をサポートするのはコ・ドライバーの梅本まどか選手という顔ぶれとなった。

超地元の佐々木選手だが、残念ながら井上小学校の卒業生というわけではない。佐々木選手が小学4年の時にできた井上小学校は、隣接する豊田市立四郷小学校、豊田市立青木小学校から分離する形で児童が振り分けられたわけだが、佐々木選手は青木小学校に残ったからだ。

豊田市にゆかりのあるスポーツ選手「豊田市わがまちアスリート」に認定もされている佐々木選手は「TOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジ」にTeam BRIDEから参戦をしながら、2023年のラリージャパンでは松下和樹選手と組んでナショナルクラスにトヨタ「GRヤリス」で参戦しクラス5位の結果を残している。

朝から開催された式典イベントに続いて、ラリー教室の講義がスタートした。会場となった体育館には、40周年記念事業実行委員会が作成した2名の講師の応援横断幕も披露され、非常にウエルカムな雰囲気だった。児童・関係者ら約530人を前に、ラリー競技についてルールやその魅力についての説明、そしてラリージャパンというイベント自体が環境に配慮して行われていること、さらには交通安全といった点についても話していた。

「ラリー教室」史上過去最大となる6台のラリーカーが並んだ

井上小学校には「イノミー」というマスコットキャラクターが存在するが、児童がその「イノミー」のステッカーを製作し、佐々木選手のGRヤリスのフロントバンパーに代表児童が貼り付けるという時間も設けられ、「イノミー」とともにデモンストレーションランを行った。この車両はラリージャパンでも出走するということで、井上小学校の児童の声援を背負ってのラリージャパン参戦となりそうだ。

校庭にはデモンストレーションランで使用するBRIDEカラーのGRヤリス以外にも、ラリージャパンPR号(GRヤリス)、ネッツトヨタ中部がラリーチャレンジに参戦させているトヨタ86を2台。さらにBRIDEのアクアも2台が持ち込まれ、この「ラリー教室」史上過去最大となる全部で6台のラリーカーが並んだ。デモンストレーションランを見学した後に、それぞれの学年ごとに1台ずつ車両を振り分けて、同時にラリーカーをじっくりと観察する時間が設けられた。

愛知・岐阜を舞台に「FIA世界ラリー選手権(WRC)フォーラムエイト・ラリージャパン2024」は2024年11月21日(木)から24日(日)にかけて開催される予定だ。

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