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懐かしの「スターレット」「レビン」「サニー」レースカーに会える!「富士モータースポーツミュージアム」の企画展から目が離せません!

懐かしの「スターレット」「レビン」「サニー」レースカーに会える!「富士モータースポーツミュージアム」の企画展から目が離せません!

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TEXT: 西川昇吾(NISHIKAWA Shogo)  PHOTO: AMW 竹内耕太(TAKEUCHI Kota)

  • 富士モータースポーツミュージアムに入るとトヨタ7が出迎えてくれる
  • 浅野自動車スターレット:1982年式
  • 浅野自動車スターレット:スターレットグランドカップ初代チャンピオンだ
  • 浅野自動車スターレット:1989年の富士ツーリング最終戦まで活躍した
  • 浅野自動車スターレット:長年プライベーターとして輝かしい実績を誇る浅野自動車が製作
  • 浅野自動車スターレットの活躍当時の写真も展示
  • ウェッズスポーツ カローラレビン:長年プライベーターとして輝かしい実績を誇る浅野自動車が製作した1988年式
  • ウェッズスポーツ カローラレビン:1989年インターTEC Div.3 2位入賞車
  • ウェッズスポーツ カローラレビン:Gr.Aレースが終了する1993年まで活躍していた
  • ウェッズスポーツ カローラレビン:1989年インターTEC Div.3 2位入賞車
  • TRD AE86 N2 レビン:1985年 カローラ/スプリンター グランドカップ仕様
  • TRD AE86 N2 レビン:本車両は後年、ビデオマガジン『ホットバージョン』の企画として、伝説のレースを後世に残すべく製作された実車
  • TRD AE86 N2 レビン:1985年 カローラ/スプリンター グランドカップ仕様
  • TRD AE86 N2 レビン:本車両は後年、ビデオマガジン『ホットバージョン』の企画として、伝説のレースを後世に残すべく製作された実車
  • トレド 246 トリイ サニー:富士マイナーツーリングの最終戦となった1989年10月のレースで優勝した実車
  • トレド 246 トリイ サニー:1987年と1988年はレイトンハウスカラーで参戦
  • トレド 246 トリイ サニー:影山正彦選手マイナーツーリングレースに3年間にわたり参戦した実車
  • トレド 246 トリイ サニー:富士マイナーツーリングの最終戦となった1989年10月のレースで優勝した実車
  • ツーリングカーの企画を主導した富士モータースポーツミュージアムのシニアエキスパート、小宮山泰央さん
  • インヴィクタ 4 1/2:多摩川スピードウェイで1936年に開催された第1回全国自動車競走大会で総合優勝した車両
  • インヴィクタ 4 1/2:インヴィクタは1925年から1935年頃まで存続した英国の高級車メーカー
  • インヴィクタ 4 1/2:この車両は1930年に日本に輸入され、数年間はショーファードリブン車として使われていた
  • インヴィクタ 4 1/2:第1回全国自動車競走大会に参戦すべく、梁瀬自動車によりシャシーを短縮、ボートテールにするなどレース用に大改造された
  • インヴィクタ 4 1/2:第1回全国自動車競走大会ではショーファードリブンの運転手だった川崎次郎氏の操縦により、総合優勝を果たした
  • インヴィクタ 4 1/2:第二次大戦後、辛うじて戦火を逃れた状態で発見され、『CAR GRAPHIC』創設者の小林彰太郎氏と友人が1955年に購入
  • インヴィクタ 4 1/2:その後アメリカ軍人の手にわたり、アメリカで長い期間を経て修復された
  • インヴィクタ 4 1/2:1981年ペブルビーチのモントレー・カーウィークで再び歴史の表舞台に復帰し、1992年には小林彰太郎氏が国内でドライブして記事にしている
  • インヴィクタ 4 1/2:上の写真は元のショーファードリブン時代の姿。下の写真は1955年に発見されたとき
  • インヴィクタ 4 1/2:第1回全国自動車競走大会に参戦すべく、梁瀬自動車によりシャシーを短縮、ボートテールにするなどレース用に大改造された
  • 日本初の常設サーキット、多摩川スピードウェイにちなんだドキュメントも展示
  • 第1回全国自動車競走大会のプログラム
  • 第1回全国自動車競走大会の出走者リストにはホンダ創業者、本田宗一郎氏の名もある(20号車)
  • 富士モータースポーツミュージアムには日本のレース市を支えてきたレジェンドたちのサインも
  • ミュージアムの象徴となる「トヨタ7」をはじめ、富士モータースポーツミュージアムオリジナルのミニカーを購入することができる
  • 展示されているマシンのカラーリングを思わせる組み合わせで編み込まれたレザーキーホルダーなどもある
  • 常設展示では最初にフランスのパナール・エ・ルバッソール「タイプB2」(1899年)が展示されている
  • モータースポーツ、ひいては自動車の性能向上に大きく影響を与えたマシンが順に登場していく
  • 1926年式ブガッティ タイプ35B(右)と、ブガッティ52(通称ブガッティ ベイビー/左)
  • 1951年式トヨペットレーサーのレプリカ
  • 1958年式ダットサン 富士号
  • ホンダの1967年式RA273(右)と、1961年式RC162(左)
  • 1969年式トヨタ7
  • 1961年式日野コンテッサ900
  • 1968年式ダイハツP-5
  • 1968年式ニッサンR381
  • 1994年式ローラT93ホンダ
  • 1993年式オールアメリカンレーサーズ イーグル マークIII トヨタ “IMSA GTPシリーズ チャンプカー”
  • カウルを持ち上げたディスプレイにも工夫が光る
  • 2008年式NASCAR カムリ#18のレプリカ
  • 2002年式ニューマン/ハース レーシング ローラ B2/00
  • エレベーターで2階に上ると、1930年式アルファ ロメオ 6C 1750グランスポーツ
  • 1947年式チシタリア202C
  • 1984年式三菱スタリオン4WDラリー
  • 1986年式ランチア デルタS4
  • 1994年式セリカST185。1995年のサファリ・ラリー優勝車
  • 1928年式ベントレー 4 1/2 ル・マン仕様
  • 左:1995年ル・マン24時間に参戦したトヨタ スープラGT-LM。右:1990年式トヨタ90C-V
  • 左:1991年式マツダ787Bのレプリカ。右:1999年式トヨタGT-One
  • 2009年式トヨタTF109
  • 3階のショップ&カフェ「Fan Terrace」では、富士スピードウェイの本コースを一望しながら食事やお茶を楽しむことができる
  • 現在展示されているツーリングカーやインヴィクタは2025年1月末まで展示予定
  • 2024年に入ってから富士グランチャンピオンレースのGCマシンをはじめ、富士にゆかりのあるレーシングマシンたちの企画展示が活発になっている
  • GCカーやツーリングカーの企画を主導した富士モータースポーツミュージアムのシニアエキスパート、小宮山泰央さん

2周年を迎えた富士モータースポーツミュージアムに変化の波

2024年10月7日でオープンから2周年を迎えた「富士モータースポーツミュージアム」。モータースポーツの博物館としては世界初の試みとなる自動車メーカー10社以上の連携による常設展示が行われていて、国内外のさまざまなレーシングマシンを見ることができます。ミュージアムというのは静的な施設と思われがちですが、富士モータースポーツミュージアムでは2024年に入ってから大きな変化が起きています。その理由を探るとともに、これからの見どころを紹介します。

モータースポーツと自動車の歴史を楽しく学べる

富士モータースポーツミュージアムは静岡県・富士スピードウェイホテル内の1階と2階にあり、常時約40台のレーシングマシンが展示されている。世界中のさまざまな自動車メーカーのマシンが展示されているが、その展示レイアウトはモータースポーツの歴史を感じられるように工夫されている。

ミュージアムへのゲートを通過すると最初にフランスのパナール・エ・ルバッソール「タイプB2」が展示されている。このマシンは、1891年に世界で初めてFRレイアウトを誕生させたパナール社の1899年製モデルであり、同社は19世紀末から20世紀初頭のモータースポーツ黎明期において数多くの勝利を挙げた。以降、モータースポーツ、ひいては自動車の性能向上に大きく影響を与えたマシンが順に登場していく。このミュージアムをひと通り見れば、モータースポーツが自動車の進化に欠かせない役割を果たしていることが理解できる展示となっているのだ。

もちろん、日本のレーシングマシンも展示されている。日本のモータースポーツ黎明期である1960年前後から、世界を目指しル・マンやWRCに挑んだマシンたち、そしてF1マシンまで展示されているのだ。モータースポーツと自動車の進化が一体であったこと、そして各種規定が確立していくとともにモータースポーツが競技として成り立ち、さまざまな競技のトレンドが文化として形成されていくのを感じ取れることがミュージアムなのだ。

オリジナルグッズも進化中

また、2周年を無事に迎えたミュージアムとしての進化はグッズにも表れている。3階のショップ&カフェ「Fan Terrace」では、富士スピードウェイの本コースを一望しながら食事やお茶を楽しむことができるのだが、多彩なグッズも販売されている。

ここではミュージアムの象徴となる「トヨタ7」をはじめ、富士モータースポーツミュージアムオリジナルのミニカーを購入することができるようになった。

さらに展示されているマシンのカラーリングを思わせる組み合わせで編み込まれたレザーキーホルダーなどもあり、今後グッズのバリエーションは増やしていきたいとのことだ。

富士ゆかりのマシンの企画展を活発化させた人物とは?

そんな富士モータースポーツミュージアムでは、2024年に入ってから富士グランチャンピオンレースのGCマシンをはじめ、富士にゆかりのあるレーシングマシンたちの企画展示が活発になっている。そのキーパーソンが、このミュージアムでシニアエキスパートを務める小宮山泰央さんだ。

もともと、小宮山さんはトヨタのモータースポーツ部門で主にエンジン開発を行ってきており、3SエンジンからF1まで、さまざまなエンジンを手がけてきた。そんな小宮山さんは地元出身で、幼き頃からモータースポーツファン。富士スピードウェイにあるミュージアムという良さを生かし、これまで以上に「富士スピードウェイのモータースポーツの歴史」を広めたいと考えた。そんな彼の情熱が、GCマシンやマイナーツーリングなどの企画展の実施につながったのだ。

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