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ポルシェ「911カレラ」やBMW「M3」を乗り継いだオーナーの現在地はスバル「トラヴィック」…「クルマは心のよりどころです」

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)

  • スバル トラヴィック:スバルが日本の道路に合ったダンパーチューニングを施していたサスペンションはノーマルをキープ
  • スバル トラヴィック:一部カーマニアの間で運転の楽しさも高く評価された
  • スバル トラヴィック:オペル ベクトラ用の純正鉄ホイールが愛車のこだわりポイント。本来は16インチのアルミホイールを装備
  • スバル トラヴィック:オペル ザフィーラのエンジンは1.8Lだったが、トラヴィックは2.2Lを搭載。それでいて新車時価格が100万円近く安かった
  • スバル トラヴィック:Sパッケージは、スバル独自のエアロパーツの他、本革巻きステアリングなども装備していた
  • スバル トラヴィック:“Tam”さんは3列目のシートを格納して使っている。2列目のシートも折りたたむと最大で1705Lのカーゴスペースが出現
  • スバル トラヴィック:トラヴィックは「1人で乗っても7人で乗っても楽しい7人乗り」というコンセプトのもとで運転の楽しさを追求したモデル
  • 2台のトラヴィックが2024年7月28日に開催された第118回FMMに参加。年式が異なったので、スバル トラヴィックのディテールの差を確認できた。“Tam”さんの車両は写真右
  • スバル トラヴィック:購入時の総走行距離は6万9000kmで、取材時には13万3000kmとなっていた。燃費向上対策で、春、秋はカタログ燃費を達成しているそうだ
  • 2004年式のスバル トラヴィックとオーナーの“Tam”さん。“Tam”さんは1979年式のKE70型トヨタ カローラセダンも愛用している

一部カーマニアの間で高く評価されたトラヴィック

2024年7月28日(日)に栃木県立日光霧降アイスアリーナを会場として開催されたイベント「Free Motor Meeting(フリーモーターミーティング)」は、栃木県内を中心とするクルマ好きが集まる社交の場です。今回は、オペル「ザフィーラ」のOEM供給モデルであるスバル「トラヴィック」に乗る“Tam”さんに話をお聞きしました。

コンパクトな車体で7人乗りの快適な居住空間を確保

「このクルマの前にはオペル ヴィータに乗っていました。家族が増えたので普段使うクルマを少し大きくしたかったのですが、必要以上に大きくしたくもなかったので、オペル ザフィーラのOEM供給モデルであるスバル トラヴィックにしました。グレードは専用のエアロパーツやスポーティサスペンションを採用しているSパッケージで、2004年式です」

2001年に登場したトラヴィックは、当時の富士重工業と提携関係にあった米ゼネラルモーターズ社(GM)傘下のオペルで設計、開発され、タイで生産されたグローバルモデル。取り回しのいいコンパクトな車体に、7人乗りの快適な居住空間を確保した合理的なパッケージングを採用していた。

ヨーロッパで生産された兄弟車のオペル ザフィーラはドイツのアウトバーンを7人フル乗車で激走しても大丈夫なゆとりある動力性能と優れた操縦安定性を有していたので、タイ製ではあったがスバル トラヴィックの運転の楽しさも一部カーマニアの間で高く評価された。

普段使いにガンガン使える万能車

オーナーの“Tam”さん(51歳)は、過去にホンダ「トゥデイ」、トヨタAE86型「カローラレビン/スプリンタートレノ」、BMW E30型「M3」、ポルシェ「911カレラ」(タイプ930)などを愛用してきた自動車趣味人で、現在は1979年式のKE70型トヨタ「カローラセダン」も所有。“Tam”さんはトラヴィックが走って楽しい傑作ミニバンであること気づき、9年前に普段使い用のクルマとして導入した。

「購入前に何度か試乗して、パリッとした感じが好印象でした。ダメになった部分をひと通り交換したので、これからも普段使い用のクルマ兼ファミリーカーとして活躍してもらいます。本当に気兼ねなく乗れるので、通勤、ビジネスシーンでのトマトの搬送、家族とのお出かけなど、日常でガンガン使っています」

2004年式なので20年落ちということになるが、そのぐらいになるとさすがに各部がダメになってくるので、エアコンのコンプレッサー、オルタネーター、前後ショック、ほか多数を手直ししている。

「ジャッキアップしたときにジャッキが外れてしまい、エアコンのコンデンサーにアッパーを食らわしてしまったことがありました。それ以来エアコン連続修理の泥沼にハマってしまったので、もっと気をつけてジャッキアップすればよかったです。そういえば、夏の家族旅行の2日前にエアコンが故障し、泣く泣くレンタカーを借りたことがありました。これが愛車との1番思い出深いエピソードですね」

今回のフリーモーターミーティングはKE70型カローラセダンをスタンバイできなかったのでトラヴィックでの参加となったが、大学時代の先輩が主催しているイベントなので、今後も仕事の合間を見つけて駆けつけるとのことだった。

「クルマは心の拠り所でしょうか。増車の計画は今のところありません」

とも話してくれたので、またフリーモーターミーティングで遭遇する機会があったら、今度はKE70型カローラセダンの雄姿を確認させてもらうことにしよう。

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

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  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
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