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ポルシェやフェラーリを何台も乗り継ぎ…いすゞ「ベレット 1800GT」にたどり着いた理由とは?「ジェントルな見た目とスポーティな走りが決め手でした」

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)

  • いすゞ ベレット 1800GT:サスペンションはズームダウンサスを装備。ブレーキはMK64(フロント)だ。ホイールは前後ともカンパニョーロの13-6J
  • いすゞ ベレット 1800GT:タイヤはヨコハマGTスペシャルクラシックの165/80R13。5年ぐらい前に中古で買った2009年式のトヨタ ブレイド2.4も愛用中
  • いすゞ ベレット 1800GT:ジェントルな見た目とスポーティな走りを特徴とする大人向けのグレード。1970年に追加設定され、1973年まで生産された
  • いすゞ ベレット 1800GT:ジェントルな見た目とスポーティな走りを特徴とする大人向けのグレード。1970年に追加設定され、1973年まで生産された
  • いすゞ ベレット 1800GT:エンジンはノーマルで、キャブレターはSUツイン。トランスミッションも純正の5MTで、マフラーは、イスズスポーツ製(タコ足から出口まで)
  • いすゞ ベレット 1800GT:ステアリングはナルディ。室内はトヨタ セリカなどと比較すると狭いが、適度なタイトさを楽しめるので好印象
  • いすゞ ベレット 1800GT:メーター類もノーマル。購入時の総走行距離は4万3000kmで、現在は4万4444kmだ
  • いすゞ ベレット 1800GT:シートは純正品。内装を張り替えているので、新車のような雰囲気となっている
  • 1973年式のいすゞ ベレット 1800GTとオーナーの“カッちゃん”さん
  • いすゞ ベレット 1800GT:オーナーの“カッちゃん”さんは、かつて日産 スカイラインGT-XのケンメリGT-R仕様などに乗っていた

ジェントルな見た目とスポーティな走りが特徴のベレット 1800GT

2024年7月28日(日)に栃木県立日光霧降アイスアリーナを会場として開催されたイベント「Free Motor Meeting(フリーモーターミーティング)」は、栃木県内を中心とするクルマ好きが集まる社交の場です。今回は、走りを楽しめる名車として知られているいすゞ「ベレット 1800GT」を購入したばかりの“カッちゃん”さんに話を伺いました。

旧車にも走りの良さを求める

「旧車の小さなスポーツクーペを探していて、パワフルで走りがいい、いすゞ ベレット 1800GTに行き着きました。1973年式で、2024年の5月に購入しました。週末のドライブを楽しんでいます」

オーナーの“カッちゃん”さん(54歳)によると、日産「スカイラインGT-R」(ケンメリ)、ダットサン510型「ブルーバード」、小排気量のダットサン「サニーGX」、そして「ベレG」ことGT系のベレットあたりから愛車を探していて、たまたま程度がいい、このいすゞ「ベレット 1800GT」を発見して購入したのだという。

旧い日産車が候補に挙がっていたのは何ゆえ? と思ったので過去の愛車を伺うと、かつてスカイラインGT-XのケンメリGT-R仕様に乗っていたことがあり、そのときの名残りで510ブルーバードやサニーGXも愛車の候補になったそうだ。

ベレット 1800GTは1600GTRと共通の足まわりを持ち、心躍る走りを楽しめる名車として知られている。愛車の候補となった日産車もスポーティな挙動を披露してくれるモデルばかりだが、そのほかの過去の愛車を聞いて納得した。

「ポルシェ964型911カレラ2の5MT、フェラーリ 348ts、アルファ ロメオ GT1300ジュニア、ポルシェ ボクスターSのティプトロ、フェラーリ 550マラネロの6MT、ポルシェ996型911カレラのティプトロ、ポルシェ997型911カレラのティプトロに乗っていたことがあるんですよ」

そのような愛車遍歴なので、“カッちゃん”さんは旧車にも走りの良さを求めたのだ。

こだわりはリアフェンダーのタイヤ被り

「乗り換えたばかりなので、このベレットとのエピソードはまだまだこれからということになります。しいて言えば納車時に友人と取りに行ったときホイールが2セット付いてきたので、帰りは僕がベレットをドライブし、友人がホイールを積んだ普段乗りのクルマを運転。下道を走って2時間かかりましたが、ノントラブルで帰ってきました」

そのように話してくれた“カッちゃん”さんによると、愛車のこだわりポイントはリアフェンダーのタイヤ被りで、そのディテールが好きでたまらないのだという。

「自分で整備して、磨いて、走って、ガレージの中で見ているだけでも楽しいです。納車後に油脂類を交換し、音楽やFMを聴きたくてAMラジオからクラシックな見た目のデッキにチェンジしました。ETCも取り付けましたね。クーラーがないので暑いなか走りましたが、今後は海や山にも行って、さまざまなミーティングにも参加したいです。クルマは常になくてはならないもので、ほかは贅沢しません」

新しい相棒を手に入れた“カッちゃん”さんのベレットライフは、今後ますます充実していくことであろう。

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

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  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
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