クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • CLASSIC
  • 24歳で手に入れ31年…「ミニ モーク」から「ミニ マーコスGT」に乗り換えた理由は…「増車するならまたクラシックミニですね」
CLASSIC
share:

24歳で手に入れ31年…「ミニ モーク」から「ミニ マーコスGT」に乗り換えた理由は…「増車するならまたクラシックミニですね」

投稿日:

TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)

  • 1968年式のミニ マーコスGTとオーナーの谷田貝英司さん
  • ミニ マーコスGT:31年間所有している
  • ミニ マーコスGT:趣味車としてたまにイベントに参加する際に乗っている
  • ミニ マーコスGT:ドアの内側もビックリするほどシンプル。谷田貝さんはバイクにも乗っており、2012年式のモトグッツィ グリーゾ1200を愛用
  • ミニ マーコスGT:オーナーの谷田貝英司さんは「マーコスというバックヤードビルダーのクルマが、いまも現代版で残っているのが面白い」と話してくれた
  • ミニ マーコスGT:クルマに乗って、ステアリングを握って、エンジンをかける。この作業にも独特の世界があるという
  • ミニ マーコスGT:クラシック ミニ 970S用もしくは1071S用が装着されているからなのか、メーターは120マイル仕様
  • ミニ マーコスGT:足はサスペンションの取り付け部を3cm上げてショックを装着。ボディをイジり、スタビライザーの位置も高くしているので、スペアタイヤは斜めに配置
  • ミニ マーコスGT:若い頃はクラシック ミニ 1071クーパーSとの2台体制だったが、現在の趣味車としてはミニ マーコスGTを愛用
  • ミニ マーコスGT:エンジンはオースチン 1300GT用のADO16型で、キャブレターはウェーバーのφ45mm
  • ミニ マーコスGT:オーナーの谷田貝英司さんは「ミニ マーコスGTは人生の半分以上を一緒に過ごしてきた。クルマは、あって当たり前の存在」と話してくれた

所有歴31年のミニ マーコスGT

2024年7月28日(日)に栃木県立日光霧降アイスアリーナを会場として開催されたイベント「Free Motor Meeting(フリーモーターミーティング)」は、栃木県内を中心とするクルマ好きが集まる社交の場です。今回紹介するのは、10代の頃からクラシックカーに乗っているオーナー。所有歴31年となる「ミニ マーコスGT」について話を伺いました。

10代の頃からクラシックカー好き

「この1968年式のミニ マーコスGTはMk-3のボディです。じつは年式はシャシーナンバーからの推定で、イギリスで1971年に登録されて乗り出したことが分かっています」

そのように話してくれたオーナーの谷田貝英司さんは(56歳)は、いまから31年前になる1993年にミニ マーコスGTを購入したそうだ。

「18歳のときにクラシック ミニに乗りたいと思い、まず19歳のときに1975年式のミニ1000を購入しました。20歳のときに1972年式のミニ クラブマン1275GTに乗り換え、2年間愛用しました。

その後、新古車で1989年式のカジバ製ミニ モーク(1000cc)に乗り換え、こちらも2年間愛用しているうちにミニ マーコスGTが欲しくなり、友人にミニ モークを譲渡しました。現在所有するミニ マーコスGTは24歳の頃に契約し、25歳の4月1日に納車。31年間所有し、すべてが思い出ですね」

総走行距離は2万1100キロほど

谷田さんはミニ マーコスGTを探しているときに、趣味性が強い自動車専門誌の「売ります、買います」コーナーを毎月チェック。有名スペシャルショップが在庫しているのを発見したときにはクラシック ミニがたくさん集まるイベント「305ミーティング」にミニ モークで行き、その足で店頭まで見に行っていたという。

「英国車に強いスペシャルショップの在庫車以外にも10台以上見て、結局、千葉のクルマ屋にあったミニ マーコスGTを購入しました。総走行距離が8000マイル(1万2874km)弱の個体を買って、現在は1万3140マイル(2万1146km)ですね」

31年間も所有し続けてきたのでさまざまなことがあったそうだが、まずは楽しかったことから話してもらった。

「筑波サーキットでミニ マーコスGTとホームストレートで横並びに走ったことが最も思い出深い楽しいエピソードですね。ミニ マーコスGTはとにかくデザインが良くて、空力が考えられています。そういったこともあり全体的に飾らないようにして、素の良さを出しているところがこだわりのポイントですね」

続いて、苦労話も聞いてみた。

「買ってすぐに立ち往生しました。よくある話で、ディストリビューターに水が入ってしまっていました。そして、購入から5年後にトランスミッションがダメになって乗らなくなったことがありました。トランスミッションを修理しつつエンジンも載せ替えようと思ったものの、トータルで7~8年かかったので、その間に前後スタビライザーとショックを入れ替えました。新しいエンジンを積むときにタコ足も装着しました」

12

 

 

 

 

 

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

 

 

人気記事ランキング

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

AMW SPECIAL CONTENTS