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世界60カ国で同時開催のラリー!? 日本で2度目のチャリティーイベント「ディスティングイッシュド・ジェントルマン・ドライブ」は都心が舞台に

1949年製MG TCが浅草を駆け抜ける

「ディスティングイッシュド・ジェントルマン・ドライブ」が日本で2回目の開催

インバウンドの外国人観光客のみならず、国内外問わず沢山の人でにぎわいを見せている東京のランドマーク。そこへ突如として、さまざまな国籍、さまざまなタイプのクラシックカーの集団が現れました。クルマだけでなく運転手も同乗者もクラシカルなスタイルで乗車しているのが、印象深く特徴的。じつはこれ、世界60カ国で同時開催されたチャリティーイベントなのです。はたしてその目的とは?

男性の健康サポートと研究を支援するためのチャリティーイベント

2024年9月29日(日)に都心部に出現したこの集団は、昨年2023年より東京でも初開催された、世界同時に行われるチャリティイベント「ディスティングイッシュド・ジェントルマン・ドライブ」(以下DGD)。男性の健康サポート、前立腺がんの研究とメンタルヘルス研究を支援するための募金集めを目的とし、2021年にオーストラリアで発足したチャリティーイベントである。

イベント趣旨に賛同した各国それぞれの地域で9月の第4日曜日に世界同時開催となる、興味を持ってもらうためにクラシックカーを使った啓蒙活動が目的となっているのだ。

世界中でこのDGDへの興味および理解が広まるとともに、参加国も年々増加し、2024年9月29日は60カ国で世界同時開催されるクラシックカーイベントとなった。

クルマの黄金時代に合わせたドレスコードも推奨

DGDの特徴として、まずはひと目で印象に残り、興味を持ってもらうことを目的としているため、クラシックカーを使ってのツーリングをするだけではなく、愛車たちの黄金期だった時代に合わせたファッションに身を包むといったドレスコードを推奨している。これにより、いっそう興味を引き立てチャリティーへの関心を高めてもらうという目論みである。

DGDでは各国の愛好家有志にそれぞれの地域で開催してもらうという方針のため、オフィシャルな告知は本国サイトのみであるが、いち早く本国サイトでこのDGDのことを知り登録した日本人参加者を、事務局がホストとして任命。

それぞれ本国サイトへの登録、ドネイトを行ったクラシックカー愛好家たちと連携を取り合うことに加え、当日のコースやルートタイムなどを作成するなど、日本でのDGDを準備するホストは名誉のボランティアでの世話役となる。

昨年は3県にわたるロングドライブとなった初開催の日本版DGDであったが、2024年はより多くの人にアピールしようと、都内のランドマークを巡るコースを設定。お台場をスタートしたクラシックカーは有明、東京スカイツリー、浅草、丸の内から皇居を経て表参道、都庁を通り、練馬区にあるカフェ「樹藝夢」までの約60kmをツーリングしたのだった。

世界同時開催イベント「ディスティングイッシュド・ジェントルマン・ドライブ」、来年は参加してみたいと興味を持たれた方は、本国サイト(Distinguished Gentleman’s Drive)に登録してみてはいかがだろうか。

■Distinguished Gentleman’s Drive
https://www.gentlemansdrive.com/

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