2ストは白煙が出るのが普通です
クルマのエンジンには、4ストロークと2ストロークという異なる種類が存在します。現在は4ストロークが一般的で、2ストロークエンジンは一部のバイクに採用されているのみ。排気ガス規制の問題などで、1980年代前半にはすでにクルマでの採用例がほぼ無くなり絶滅危惧種だった2ストロークエンジンを搭載したスズキ初代「ジムニー」と、そのオーナー“NICKEY”さんを紹介します。
キャンプを楽しむためのパートナー
パランパランという排気音を轟かせてスズキ「ジムニー」が、クラシックカーイベント「塩田津で【勝手に】旧Car」の会場にやって来た。走り去った後の排気ガスの匂いも特徴的で、2ストロークエンジンを搭載していることは明らか。しかも、参加車の中で唯一のオフロード車が来場したという理由もあり、一目散にその「ジムニー」の後を追いかけたのだった。
免許を取得してすぐはトヨタ5代目GX71型「マークII」や日産3代目C10型「スカイライン」などの旧車系を楽しんでいたというオーナーの“NICKEY”さん。15年ほど前からキャンプを楽しむようになり、その流れで4WDのいわゆるクロスカントリー車を所有するようになったそう。
「真冬でもキャンプに行くので、4WDが欲しかったんです。ジムニーは可愛いし、もともとが旧車好きだったので、自分の生まれ年と同じ年式の車両が欲しくなりまして。4~5年ほど探した結果、静岡の方で売りに出されていたこのジムニーを見つけました」
年式は1980年式。念願の同い年の車両だったこともあり、悩むことなく購入を決意。そして、この初代SJ11型ジムニーとの生活がはじまったのだった。
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