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2ストエンジン搭載のスズキ初代「ジムニー」を発見! ホンダ「NSR50/NSR250R」に乗っていたオーナーは「2ストロークの音が最高なんですよ!」

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TEXT: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/gasgraphix)  PHOTO: 酒寄俊幸(ガスグラフィックス)

  • スズキ ジムニー:初期型は幌車のイメージが強いが、こちらは希少なバンタイプ
  • スズキ ジムニー:初代から採用されたこの丸目2灯と縦グリルは、最新型の4代目JB64型でも健在
  • スズキ ジムニー:“NICKEY”さんも「可愛い」とベタ惚れする丸目2灯のフロントデザイン
  • スズキ ジムニー:現代にはない強度を求めた実用性重視のデザインが、旧車ならでは
  • スズキ ジムニー:燃費向上や旋回時のステアリング軽減を図るため、フリーハブを装着
  • スズキ ジムニー:チャンバー&マフラーはアピオ製を装着。2ストらしい回転フィーリングとサウンドをより高めてくれる
  • スズキ ジムニー:「今まで座ったことがない(笑)」という後部座席。簡易シートのため、無いよりマシという程度
  • スズキ ジムニー:細くて簡素なハンドルも初代ジムニーらしいポイント
  • スズキ ジムニー:スピードメーターなど、最低限のメーターのみ装備。走りが楽しいため、タコメーター追加を検討中
  • スズキ ジムニー:オリジナル5速マニュアルへと変更。装着位置もできるだけノーマルと同様に調整。ノブの水中花は以前の愛車から流用
  • スズキ ジムニー:ノーマルの各種ペダル類も驚くほどシンプルな作り
  • スズキ ジムニー:不整地用万能車としての質実剛健なデザインが初代の魅力
  • スズキ ジムニー:LJ50型539cc水冷2ストローク直列3気筒エンジンは、26psを発生。エキマニはメタルワークスナカミチ製を装着。点火系をフルトラ化、電動ファン追加、間欠ワイパーなど、現代の仕様に合わせて一部を変更済み
  • 1980年式のスズキ ジムニーとオーナーの“NICKEY”さん

2ストは白煙が出るのが普通です

クルマのエンジンには、4ストロークと2ストロークという異なる種類が存在します。現在は4ストロークが一般的で、2ストロークエンジンは一部のバイクに採用されているのみ。排気ガス規制の問題などで、1980年代前半にはすでにクルマでの採用例がほぼ無くなり絶滅危惧種だった2ストロークエンジンを搭載したスズキ初代「ジムニー」と、そのオーナー“NICKEY”さんを紹介します。

キャンプを楽しむためのパートナー

パランパランという排気音を轟かせてスズキ「ジムニー」が、クラシックカーイベント「塩田津で【勝手に】旧Car」の会場にやって来た。走り去った後の排気ガスの匂いも特徴的で、2ストロークエンジンを搭載していることは明らか。しかも、参加車の中で唯一のオフロード車が来場したという理由もあり、一目散にその「ジムニー」の後を追いかけたのだった。

免許を取得してすぐはトヨタ5代目GX71型「マークII」や日産3代目C10型「スカイライン」などの旧車系を楽しんでいたというオーナーの“NICKEY”さん。15年ほど前からキャンプを楽しむようになり、その流れで4WDのいわゆるクロスカントリー車を所有するようになったそう。

「真冬でもキャンプに行くので、4WDが欲しかったんです。ジムニーは可愛いし、もともとが旧車好きだったので、自分の生まれ年と同じ年式の車両が欲しくなりまして。4~5年ほど探した結果、静岡の方で売りに出されていたこのジムニーを見つけました」

年式は1980年式。念願の同い年の車両だったこともあり、悩むことなく購入を決意。そして、この初代SJ11型ジムニーとの生活がはじまったのだった。

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

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