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「ランボルギーニは皆が必要としてないが皆に欲しいと思わせるクルマ」…デザイン・ディレクターが語るファイティングブルのDNAとは

電動化戦略の第3弾となるランボルギーニ テメラリオが登場した

イタリアのオートスタイル・デザイン・コンペティションに参加

ランボルギーニは2024年で第21回を迎えるデザインイベント「オートスタイル・デザイン・コンペティション」に参加したことを発表しました。このイベントでは、「テメラリオ」や「レヴエルト」、「ウルスSE」などが展示されたほか、デザイン・ディレクターのミッチャ・ボルカート(ミィティア・ボルケルト)氏とチェントロ・スティーレのチームによるプレゼンテーションも行われ、ランボルギーニのデザインDNAについて語られました。

デザイン・ディレクターのミッチャ・ボルカート氏が語ったこととは

自動車分野のデザインに特化した国際的なイベントである「オートスタイル・デザイン・コンペティション」が、2024年10月25日にイタリア・マントヴァ郊外に位置するヴィラ・スキアリーノ・レナで開催され、世界有数のスタイルセンターが参加した。イベント中、デザイナーたちは自動車デザインの世界における最新の革新とトレンドを共有し、自動車の進化だけでなく、工業デザインの他の分野についても詳しく紹介した。魅力的なプレゼンテーションにより、参加者は、創造性と革新がいかにモビリティの未来を再定義し続けているかを理解する貴重な機会を得ることができた。

ランボルギーニからは、デザイン・ディレクターのミッチャ・ボルカート氏とチェントロ・スティーレのチームによるプレゼンテーションが行われ、「テメラリオ」を含む、最新のイノベーションが紹介された。

ミッチャ・ボルカート氏はこのようにコメントした。

「ランボルギーニが再びオートスタイル・デザイン・コンペティションに参加できたことを嬉しく思います。このイベントには、興味深いアイデアや交流があふれており、自動車デザインに携わる方々や愛好者にとっても重要な場となっています。そしてランボルギーニのDNAを特徴づけるスタイルを語り、共有できることは喜ばしいです」

邸宅の芝生にはテメラリオと「レヴエルト」、「ウルスSE」を含む車両が展示され、参加者は間近で鑑賞することができた。イベントの最後には、デザイン・コンペティションにエントリーした10名の若手ファイナリストの表彰式が行われた。彼らの参加と発表されたデザインは、自動車デザインの未来を担うプラットフォームとしてのこのイベントの重要性を再認識させるものとなった。

AMWノミカタ

オートスタイル・デザイン・コンペティションにランボルギーニは今年で13年連続で参加している。会場で撮られた短いインタビュー動画の中でデザイン・ディレクターのミッチャ・ボルカート氏は、

「ランボルギーニは皆に必要なクルマではないが、皆に欲しいと思わせること、そしてデザインセンターではみんな笑顔でクリエイティビティを発揮できる環境づくりが大事である」

と語っている。自身も笑顔で働くためにMOTO GPや音楽鑑賞でエネルギーをチャージしているという。このイベントは若手デザイナーを表彰するコンペティションも行われるが、子どもの頃に感じた画を描く楽しみを忘れずに自分の心に忠実にデザインを続けてほしいとエールを送っている。最近NFTを導入したことにより、ランボルギーニは一般道やサーキットや悪路だけでなく、バーチャルな世界にも進出している。「次は何が起こるかわからない」とボルカート氏は言うが、プレッシャーの中でも笑顔で働いているというランボルギーニのデザイナーたちが次にどのような驚きを我々に与えてくれるか楽しみである。

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