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Z世代が「ロードスターカップ」で悲願の自己ベスト順位更新! ヘビーウエットで危うく300Rの川の餌食になるところでした

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TEXT: 西川昇吾(NISHIKAWA Shogo)  PHOTO: 小瀬広明(KOSE Hiroaki)

  • 2024年10月5日(土)に富士スピードウェイで開催されたロードスターカップ第3戦
  • 予選は2分33秒043でクラス7位につけた
  • 筆者は2024年はシーズンを通して全4戦に、1.5チャレンジクラスでフル参戦中
  • 雨で決勝そのものが開催されるかも怪しい雰囲気だったが、実施されることに。ここまでハードウエットなので当然空気圧は高めたままだ
  • 決勝スタートはセーフティカーが先導して隊列を整えた後に走りながらスタートするセーフティカースタートとなった
  • スタート後の1コーナーの立ち上がりで、そのクラス違いのマシンに引っかかり行き場をなくし、クラス内でポジションを1つ落としてしまった
  • 予選から順位を1つ上げたクラス6位でチェッカー。筆者のロードスターカップ参戦歴では自己ベストの順位となった
  • クラス5位のマシンとは約13秒差となったが、終盤で最新型ロードスターとバトルしたため、ペース的に離されてしまったのも大きい
  • セーフティカースタートの時点で筆者の5位以上の可能性はほぼゼロに近くなってしまった
  • 自己ベスト順位を更新しても悔しいポイントはたくさん。まだまだ満足などしていない
  • 雨で決勝そのものが開催されるかも怪しい雰囲気だったが、実施されることに。ここまでハードウエットなので当然空気圧は高めたままだ

全4戦にフル参戦中の2024年ロードスターカップ第3戦をレポート

2023年に「ロードスターカップ」で公式レースデビューを果たした20代自動車ジャーナリストの筆者。2024年はシーズンを通して全4戦に、1.5チャレンジクラスでフル参戦することを決めました。開幕戦、第2戦はともにクラス9位でチェッカー。正直ここまで最高順位が更新できていないのですが、シーズン第3戦となる今回は順位アップを目指したい! 10月5日(土)に富士スピードウェイで開催された第3戦の様子をレポートします。

雨の予選はタイヤ空気圧のセットで痛恨ミス

今回の富士スピードウェイでのレースウィークは雨に翻弄された週末となった。それは「コースを走る」という面でもそうだが、時おり強く振る雨の中、ピットがないことが何より大変だったかもしれない。これもエントリーカテゴリーのレーサーの宿命と言えるだろう。知人たちとテントを共有して雨をしのいだ。

肝心な走行に関しては、空気圧のセッティングを少し外してしまった感触だ。

前日の練習走行も雨の中の走行で、空気圧とウェットラインを確認しながら走行。そこで得た感触をもとに予選へと挑んだ。しかし、予選では雨を読み切ることができなかった。気象予報サイトや雨雲レーダーをチェックして、雨が弱まる傾向になると読んだ筆者はハードウエット想定よりも若干低めの空気圧で予選へ向けてコースインした。

しかし、雨はどんどん強まってくる。こうなったらガンガン走ってタイヤの温度を上げて空気圧を高めるしかない。現在持参しているアイテムから考えると、ピットに入って空気圧を下げることはできるが、高めることはできない。後で対応できる範囲を考えたら高めの空気圧で出ていくべきであった。

そんなことを思いながら終えた予選は2分33秒043でクラス7位。クラス3位からクラス6位までが2分32秒4~2分32秒6近辺に集中していたので、空気圧を間違えなければこのゾーンに入り込めたかもしれない……と考えると悔しさが残る。しかし、予選を悔やんだところで何も始まらないので、この予選での失敗をもとに、決勝では空気圧のセットをより慎重に決めようと考えた。

決勝はセーフティカースタート……

迎えた決勝。スケジュールは遅れての進行となった。というか雨で決勝そのものが開催されるかも怪しい雰囲気であった。ロードスターカップの前に行われたインタープロトシリーズの決勝は大雨でキャンセル。それ以外のレースでも大雨でアクシデントなどがあり、スケジュールが遅れていたのだ。

しかし、ロードスターカップの決勝は実施されることとなった。ここまでハードウエットなので当然空気圧は高めたままだ。スタートは停止した状態からシグナルに合わせて一斉にスタートを切る通常のスタンディングスタートではなく、セーフティカーが先導して隊列を整えた後に走りながらスタートするセーフティカースタートとなった。

しかし、このセーフティカースタートが筆者の上位進出のチャンスを大きく変えてしまった。というのも、筆者の3台前からスタートしたクラス違いのマシンがセーフティカー先導で走り始めたのをフォーメーションラップと勘違いしていたみたいだ。タイヤやブレーキを暖めるような走りをしていたが、上位がどんどん遠ざかり「隊列を作る」とは程遠い状況に……。そして上位が離れたままスタートとなってしまった。これに筆者と同じクラスの5位、6位のドライバーも巻き込まれたが、この時点で筆者の5位以上の可能性はほぼゼロに近くなってしまった。

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