ひとつのブランドでコーディネートした完成度の高いコンプリートカー
KUHLのボディキットは、コンプリート販売されている車両だけにまとまりがあります。TRUSTのユナイトミーティングには、そんなKUHLのフルエアロを装着したトヨタ「86」が参加していました。今回はエアサスでべったり着地した“tohma1186”さんの86を紹介していきます。
ボンネットがブルーに輝く不思議な86にフォーカス
会場内を歩いていると、太陽の光でボンネットが青く輝いているブラックボディのトヨタ「86」を発見した。日光でキラキラと煌めくそのボンネットが気になり、オーナーに声をかけてみた。このクルマのオーナーである“tohma1186”さんは、2023年11月に、ほぼこの状態にカスタムされている2014年式のトヨタ 86を入手したという。このクルマの前にはホンダ「オデッセイ」に乗っていたが、86は以前から気になっていたそうで、どうせなら自分の理想とするカスタムがひと通り施されているこのクルマを購入することにしたそうだ。
「決め手はボンネットのグラインダータトゥーですね。KUHLのエアロも気になっていたので、タイミングよく売りに出たこのクルマを入手することができました」
ボンネットに施されたグラインダータトゥーとは?
ボディはフロントバンパー、サイドスカート、リアバンパー、前後リップなど、全てKUHLの01R-GTボディキットで、これにGTウイングもKUHL製を装着している。ボンネットは、ここ最近流行している「グラインダータトゥー」加工が施されている。これはグラインダーでボンネット表面を彫刻のように削りながら模様をつけていき、この上から特殊な塗装を施すことで、下地の溝が太陽に反射してキラキラとホログラムのように立体的に輝く仕組み。まさに特殊技能ともいえる変わったカスタム手法だ。
このクルマは、ボンネット周囲をボディと同じブラックとし、中央のみ鮮やかなキャンディブルーの特殊塗装が施してあり、綺麗にグラインディングの跡が浮き出ている。ちなみにインテリアはこのブルーに合わせて、シートカバーやセンターコンソール、ダッシュ各部をブルーでコーディネートしている。
エアサス装着で限界車高のローダウンを実現
足まわりはIDEALのエアサスを装着しており、限界まで車高を下げることが可能。もちろん走行時はタイヤがフェンダーに接触しないところまで車高を上げることができる。エアサスを駆動するコンプレッサーやエアタンク、コントロールユニットなどは、リアトランクの奥にまとめて設置されている。ホイールはWORK GNOSISで、フロント19×9J インセット+14、リア19×10J インセット+11というサイズをチョイス。これは86では限界のサイズで、エアサスを装着して車高を下げることができるからこそ装着できるサイズだ。
今後は内装をリニューアルしたり、ターボの装着をはじめとしたエンジンのパワーアップもしていきたいという“tohma1186”さん。近い将来パワーアップした姿を見ることができるかもしれない。
>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)