2024年グッドデザイン賞の受賞祝賀会へ
カーライフエッセイスト吉田由美の「なんちゃってセレブなカーライフR」。今回は、2024年グッドデザイン賞「受賞祝賀会」に潜入〜。わたくしの交通安全応援活動「OKISHU(オキシュー)」が応援しているプロジェクトの「性被害やっつけたるわファミかるた SNS編」が受賞したのよ。クルマ関係の受賞に加えて、日本カー・オブ・ザ・イヤーの10ベストカーもお伝えするわよ。
性被害やっつけたるわファミかるた SNS編がグッドデザイン賞を受賞
「G」のマークでお馴染みの「グッドデザイン賞」。食べ物だったら「モンドセレクション」、自動車なら「日本カー・オブ・ザ・イヤー」のようなものかしら? 金賞などの表示があると、ついつい購入する参考になるわよね~。グッドデザイン賞も、受賞しているものはやっぱり紹介したくなっちゃう!(笑)
じつは、わたくしの交通安全応援活動「OKISHU(オキシュー)」が安心、安全つながりで応援している「AISIN(アイシン)」と「立命館大学デザイン科学研究所」が共同研究して開発した「性被害やっつけたるわファミかるた SNS編」がグッドデザイン賞を受賞! というわけで、展示会場&表彰式に行ってきたわ~。
ちなみに……グッドデザイン賞は1967年に創設され、日本を代表するデザインの評価とプロモーション活動を行っているわ。国内外の企業や団体が参加し、暮らしの質の向上を図り、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されているのよ~。
社会的課題の解決……まさにこれまで見過ごされてきた「子どもの性被害」。近年はジャニーズの問題などからも性被害に注目が集まっているけれど、なんとなく気まずい話題なのは間違いなく……。そのなかで「SNSに起因する子どもの性被害」に着目し、アイシンと立命館大学は「子どもの性被害に対する対策」という課題解決に向けて研究しているのよ。
この活動は地元警察、自動車販売店、地元小学校、Z世代の学生、他学術分野等も加わり、全体的なプロジェクトの設計は産学両方の立場を持つ山田貴子氏が担い、コンテンツ制作は徳田ゼミの学生が行っているわ。それを元にアイシンが製品政策を担当しているのよ〜。
クルマ関係で受賞したのは……
グッドデザイン賞の部門は19あり、「性被害やっつけたるわファミかるた SNS編」は研究・開発手法部門で受賞したのよ。今年は審査対象数5773作品のなかから1709件が受賞し、本年度のテーマは「勇気と有機のあるデザイン」。社会的な課題を家族や友人たちと一緒に子どもが誰でも楽しみながら学べる「かるた」という方法はナイスアイデア! グッドデザインね!
受賞された作品はすべて東京ミッドタウンに展示され、さらにその中から選ばれた「グッドデザイン賞・ベスト100」はミッドタウンホールAに展示されたわ。モビリティ部門では、1人乗りのプラットフォーム型小型モビリティ「Raptor(ラプター)」が受賞。
ベスト100には入らなかったけど、タイヤではブリヂストン「REGNO GR-X III」と横浜ゴムの「ADVAN dB V553」「GEOLANDAR A/T4 G018」、トーヨータイヤの小型EVトラック専用「NANOENERGY M151 EV&M951EV」などがグッドデザイン賞を受賞。
モーターグレーダー部門ではコマの「GD955-7」、Intelligent Autonomous Sports EV Sedan(インテリジェント オートノマス スポーツ EV セダン)部門は上海集度汽車の「ROBOCAR」が受賞。自動車部門では、ファーウェイの「Luxeed S7」と「Stelato S9」の2台が受賞。トヨタ自動車は資源の完全循環へ向けたクルマ&仲間づくり「Geological Design」(ジオロジカルデザイン)」が受賞したわよ〜。
日本カー・オブ・ザ・イヤーの10ベストカーも決定
受賞祝賀会は、東京・有明の「東京ガーデンシアター」。収容人数は約8000名の大きなホールよ。個人的には、モビリティのなかに日本車が1台も無いのが気になったわ~。今年も日本車&輸入車ともども、魅力的なクルマがいっぱいなのに……(涙)
何はともあれ、受賞作品関係者のみなさま、おめでとうございます! そして「日本カー・オブ・ザ・イヤー2024-2025」の10ベストカーも決定! 選ばれた10台は、スズキ「フロンクス」、トヨタ「ランドクルーザー250」、ホンダ「フリード」、マツダ「CX-80」、三菱「トライトン」、レクサス「LBX」、BYD「SEAL」、ヒョンデ「アイオニック5N」、MINI「クーパー」、ボルボ「EX30」。今年のイヤーカーが決まるのは12月5日! こちらも目が離せないわよ~。