同じドイツ車だがオーナーのキャラクターも違う?
メルセデス・ベンツW201とBMWのE30が左右に並べられ、その中央にオーナー代表同士がレーシングスーツを着用して立つ、という写真撮影から宴はスタート。DTMでのライバルとの戦いのスタートといった演出だが、もちろん宴そのものはバチバチした関係ではなく、和やかに進行していたのはいうまでもない。
集まったクルマたちは、W201がベースグレードといえるアンファングからホモロゲーションモデルとなるエボリューションIIまで。対するBMW E30もカブリオレ、M3、M3スポーツエボリューションまで、バラエティに富んだものとなっていた。
そんな中、クルマを並べている際にE30オーナーたちが「メルセデスの人たちはちゃんとしているなぁ」と話している声が聞こえてきた。じつはW201サイドの参加者にはSNSの呼びかけで参加した方も多く、「初対面なのでちゃんとしなきゃ」という事情もあったようだが、同じドイツ車同士でも、ブランドごとにオーナーのキャラクターが分かれている、という指摘は印象的だった。ここに同じくDTMのライバルであった、アルファ ロメオ「155」のオーナーたちがいたらどうなっていたのか、そう考えるとちょっと楽しくなってくる。
数時間の歓談の後、ある意味で今回のメインともいえるBBQが開始され、オーナーたちは食事をしながら交流を図り、その後は自由解散となって今回の「DTMを戦ったライバルたちの宴」は終了。次回開催などは未定だとのことだが、同一車種だけで集まるのではなく、テーマを持って複数のモデルが集まる、こういったミーティングも楽しいものだ。