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新車購入するなら「付けなきゃ損!」絶対後悔したくない装着して損はないメーカーオプションとは? 後付けできないので選んで正解です

スライドドア車は両側ともパワーのほうが絶対に便利だ

後悔しないようにしっかり吟味をしたい

新車を購入する際に気になるのが、年々充実してきた標準装備の数々にくわえて、メーカーオプション、ディーラーオプションと呼ばれる追加注文装備です。とくにメーカーオプションは後付けできないため、必要であれば忘れずに注文しておきたいところです。

ブラインドスポットモニター

例えば、トヨタ「プリウス」の例を挙げると、Zグレードにのみオプション設定されているブラインドスポットモニター+安心降車アシスト+周辺車両接近時サポート(録画機能)といった先進運転支援装備は、車線変更時の接触事故防止、クルマから下りる際の後方から接近するクルマとの接触事故防止などに役立つ先進装備のひとつ。とくにブラインドスポットモニターは大きな安心・安全につながるため、ぜひ装備したいメーカーオプションと言っていい。

パノラミックビューモニター

センターディスプレイ、ナビ画面にバックモニターとともに加わるパノラミックビューモニターも、運転のベテランならともかく、運転初心者、駐車が苦手なドライバーにとっては神器となりうる。空からクルマを見たような合成画像で駐車をサポートしてくれる装備だけに、装着を検討したいところ。

AC100V/1500Wコンセント

ハイブリッドなどの電動車の一部、例えば日産「セレナ」などにオプション設定されるAC100V/1500Wコンセント。車内外で1500Wまでの電源が供給でき、コーヒーメーカーや簡易電子レンジなどが使え、自宅への給電も可能になるのだ。アウトドア派はもちろん、災害時に役立つ機能装備と言える。これもメーカーオプションであり、後付け不可。地震大国、災害大国の日本では、ぜひオプション装備したいアイテムのひとつと言えるだろう。

パワースライドドア

ホンダ「N-BOX」やトヨタ「シエンタ」といった両側スライドドアを持つクルマでは、パワースライドドアがリア左側(歩道側)のみにしか付いていないグレードがある。とはいえ、使うシーンによっては、例えばドライバーが運転席から下りて、後席に置いた荷物やコートなどを出し入れする際にリア右側のスライドドアを利用するケースも多い。標準装備されるリア左側のパワースライドドアの開閉の便利さに慣れてしまうと、非パワースライドドアの開閉がおっくうに感じること必至。ミニバンもそうだが、スライドドア車は両側ともパワーのほうが絶対に便利だ。これもメーカーオプションとなり、後付けはできないため、ぜひオプション注文したいアイテムではないだろうか。

VW Discover Proパッケージ

今ではスマホのナビアプリがあるから、クルマのナビゲーションはなくてもいい……なんて思っている人も少なくないかもしれないが、そのディスプレイ部分に純正ナビを装着することで、スマホ連携では敵わない表示機能、クルマとの連携機能が付くことがある。

例えばフォルクスワーゲン「ゴルフ」や「T-Cross」には、Discover Proパッケージというナビゲーションを含む装備がある。今ではオプションというよりパッケージ化されているのだが、インパネデザインを完結させ、便利機能を含めて、ないよりあったほうが絶対に嬉しい装備となりうる。

筆者はVW「ゴルフ7ヴァリアント」でDiscover Proをオプション注文し(2014年当時)、現在乗っているVW「ゴルフ7.5ヴァリアントハイラインマイスター」はDiscover Proが標準装備されている。マップをメーター内に表示できるなど、大いに満足している。これもまた、後付けは不可能。VW車を例に挙げれば、Discover Proパッケージ付き車をお薦めしたい。

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最近の新型車は、かつてオプションだったLEDヘッドランプなどのアイテムを標準装備する方向に進化している。リアカメラなど新型車に装着義務化されたアイテムもあり、トヨタ「アクア」のようにAC100V/1500Wコンセントが全グレードに標準装備されるケースもあったりする。

そのようにメーカーオプションが激減しているのが実情だが、ブラインドスポットモニター、パワースライドドア、純正ナビゲーション、AC100V/1500Wコンセントなどは、後から「付けておけばよかった」と後悔しても後付けできないため、新車購入時にはオプション装備の必要性を、あくまで自身の判断で(セールス氏に押し付けられることなく)慎重に検討したいところだ。

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