ソロキャン目的でランクル60を購入
お洒落でカッコいいキャンプスタイルがSNSで取り上げられるようになった昨今、スタイリッシュで洗練されたギアに注目が集まっています。それは用品に限った話ではなく、クルマ選びにも影響を与えているのです。今回紹介するトヨタ60系「ランドクルーザー」乗りの“ブッキー”さんも、そうしたSNSの影響を受けてソロキャンプを始めたひとりです。
ソロキャンを楽しむ時代へ
ひと昔前はキャンプ地に向かう移動手段として存在したクルマも時代の変化とともに役割やスタイルが様変わりし、今は趣味やレジャーを楽しむギア的な要素が需要を伸ばしている。
昔のキャンプ場はファミリーで楽しむ人たちで賑わっていたが、現代は「ソロキャン」という言葉が市民権を得ていることでわかるように、ひとりで好きな時に好きな時間を自由気ままに過ごすスタイルが注目されている。多くの若者がSNSなどを通じて優雅なひと時を満喫する姿に憧れ、実際に楽しむ時代へと変化した。
荷物を多く積み込める60系ランドクルーザーをセレクト
今回紹介するトヨタ60系「ランドクルーザー」乗りの“ブッキー”さん(29歳)も、そうしたSNSの影響を受けてソロキャンプをはじめたひとり。今では月1で関東近郊のキャンプ場巡りを楽しむほどハマッてしまったという。
ソロキャンプ歴は浅いながらも、子どもの頃から家族でよくキャンプに出かけた経験を持っているので、初心者というわけではなく、テントの組み立てから薪の扱い、火起こしから野外料理に至るまで中級者としてのスキルを持っている。
現在の愛車である60系ランドクルーザーは、ソロキャンを始めようと思って購入したとブッキーさんは話す。昔からオールドスタイルのスクエアなクルマが好きで、最近の丸いクルマは好みではなかった。そして、アウトドアを楽しむために候補としてあがったのがちょっと古めのオールドスタイルが魅力的なランクル60だった。ジープも迷ったらしいが、最終的には荷物を多く積み込めることが決め手となったそうだ。
荷物を効率よく収納できるようにリメイク
購入先はアクティブなアウトドア車両販売で有名なflexdream(フレックスドリーム)で、店頭に並んでいたカーキ色にアメリカンカントリーを彷彿させるホイールを履かせた60系ランドクルーザーにひと目惚れ。購入後はお気に入りの外観はそのままに、内装の一部を使いやすいようにリメイクしている。
キャンパー仕様のクルマにとって、たくさん積み込む道具をいかに効率よく積み込むかは永遠のテーマ。そして、工夫を凝らした積み込み方を考えることは、ある意味で楽しみでもある。“ブッキー”さんの場合は、広い荷台にホームセンターで購入できるジョイント式の塩ビパイプでアングルを組み、しっかり強度を確保した2段式収納庫を製作。テントやイス、寝袋や調理道具、薪等の荷物を効率よく収納できるように工夫して作り込んでいた。
冬でもソロキャンプを楽しむという“ブッキー”さん。愛用のカーキ色のテントの中を覗いてみるとストーブも完備していて心地よさそうな空間だ。目的に到着したら、サッとテントを組み立てて、薪に火を入れ一杯ひっかけながらの食事を堪能。そして、満天の星空を眺めながらの晩酌を楽しむのが“ブッキー”さんのソロキャンプの流儀だ。
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