フォーミュラE シーズン11に向けて新デザインを発表
マセラティMSGレーシングは、スペイン・マドリードで行われたシーズン前テストにおいて、FIAフォーミュラE世界選手権シーズン11に向けた新カラーリングのマセラティ「ティーポ フォルゴーレ」を披露しました。新デザインはマセラティの象徴的なブルーを基調とし、リア部分には革新と電動化を表すローズゴールドのアクセントが加えられています。新シーズンでの活躍が期待されるマシンの詳細をお伝えします。
マセラティを象徴するブルーを基調としたカラーリングを採用
マセラティMSGレーシングは、FIAフォーミュラE世界選手権への挑戦を継続し、シーズン11に向けたマセラティ新型「ティーポ フォルゴーレ」を公開した。新モデルはデザインが一新され、とくに空力性能に優れたボディワークと、マセラティが110年にわたってサーキットで築いてきた勝利と成功の歴史を表現するレタリングが特徴となっている。
カラーリングはブランドを象徴するブルーを基調とし、リアには革新と電動化を表すローズゴールドのアクセントが施されている。インテリアのサイドには、伝説的なドライバーの名前や世界の名だたるサーキットでの勝利を記念する日付が刻まれている。
このマシンはフォーミュラEの最新パッケージであるGEN3 Evoを採用しており、急成長を遂げるこのモータースポーツカテゴリーにおいて、最速かつ最高効率の車両となっている。GEN3 Evoは0-100km/hを1.86秒で駆け抜け、600kWの回生ブレーキ容量により、レース中に使用されるエネルギーの50%を回生で賄うことができる。
マセラティMSGレーシングはシーズン11の開幕に向けた重要な週にマドリードで、新ドライバーのストフェル・バンドーンとジェイク・ヒューズとともに、選手権前のテスト走行を実施。さらに、女性ドライバーのみのテストセッションにタチアナ・カルデロンとキャリー・シュレイナーが参加した。FIAフォーミュラE世界選手権シーズン11は2024年12月7日にブラジルのサンパウロで開幕戦が行われ、世界16都市でレースが繰り広げられる予定だ。
AMWノミカタ
マセラティのフォーミュラEマシン「ティーポ フォルゴーレ」といえば、2023年に東京で開催された第5戦での優勝が記憶に新しいのではないだろうか。ギュンターが操るブルーのマシンは、最終ラップで1分21秒699のファステストラップを刻み、見事勝利を飾った。
新モデルも昨年同様ブルーを基調としているが、マセラティの電動化シリーズ「フォルゴーレ」を象徴するローズゴールドがボディ後部に配されており、マセラティのEV戦略への注力をより強く印象づけている。2025年も5月17日〜18日の2日間にわたり、東京でフォーミュラEのラウンド8&9が開催される予定だ。この美しいカラーリングをまとったマセラティの活躍が今から楽しみである。
【動画】FIAフォーミュラE世界選手権シーズン11に参戦するマセラティ「ティーポ フォルゴーレ」を観る