リメンブランス・デーのために製作された世界に1台のベンテイガEWBマリナー
イギリスでは1918年11月11日に第一次世界大戦の休戦条約が結ばれたことから、戦没者を追悼する「リメンブランス・デー」が定められています。イギリス中が赤いポピーの花によって包まれるこの時期に、ベントレーはリメンブランス・デイを表現した唯一無二の「ベンテイガEWBマリナー」を発表しました。一体どのような仕様なのでしょうか?
エクステリアには80本のポピーをデザイン
ベントレーモーターズは、英国における戦没者追悼のリメンブランス・デーのために特別にデザインされた、世界に1台の「ベンテイガEWBマリナー」を発表した。ポピーをテーマとしたデザインは、ベントレーのデザインチームが退役軍人と予備役軍人を支援するBeReadyネットワークと共同で開発したもの。ノルマンディー上陸作戦80年と過去に尽力した人々を追悼し、彼らへの感謝を表するベントレーの継続的な姿勢を象徴するものとなる。
このベンテイガEWBマリナーは北フランスの地図から立ち上る80本のポピーをデザインし、従軍者が残した遺産を象徴している。真っ赤なポピーの1本1本が平和の追求のために捧げられ、ノルマンディー上陸作戦の日にイギリス南岸から北ヨーロッパへ向かった旅を反映しており、歴史的な象徴を通して団結と敬意を力強く表現している。
イギリス中を旅してリメンブランス・デーをアピール
BeReadyネットワークは多様性、公平性、包摂性、帰属意識(DEIB)を重視する5つのネットワークのうちのひとつで、退役軍人と現役予備役に支援の場を提供している。同ネットワークメンバーにとって、このクルマは勇敢さと犠牲を振り返るための大切なデザインであり、共有の遺産を思い起こさせる力強いシンボルとなる。
このベンテイガEWBマリナーは英国全土で旅をし、アングルシー島で開催された「レース・オブ・リメンバランス(追悼のレース)」に参加した。このクルマは11月11日にベントレーのクルー本社に戻され、ベントレーの社員が集まって追悼の意を表した。11月13日にはチェシャー州知事表彰式にも展示され、ベントレーが軍隊を称え支援するという継続的な取り組みを体現した。
AMWノミカタ
赤いヒナゲシの花は、英国における戦没者を象徴する花として認識されている。今回のベンテイガEWBマリナーに描かれた80本のヒナゲシの花を英国人が見れば、この車が戦没者を追悼しているものであることをひと目で理解することができる。
ベントレーは軍隊のコミュニティを支援するための国家的誓約であるArmed Forces Covenant(軍隊協定)に署名している。これは、軍務に就いている者、または過去に軍務に就いていた者、そしてその家族に対し、公正かつ敬意を持って接し、軍務に就いていることを理由に社内で不利益を被ることがないよう保証することを約束するものである。
ベントレーの最終的な目標は、兵役を終えた人たちに選ばれる雇用主となることであり、採用選考プロセスにおいて兵役のスキルや資格を認め、兵役を終えた人たちの雇用を支援してゆくことであるという。ベントレーのDE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)の活動は社内に留まらずますますその範囲を広げている。