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彼女のトヨタ「86」は100台限定のTRD「14R-60」でした! 80「スープラ」から乗り換え、次の目標はサーキット走行です

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TEXT: 勝村大輔(KATSUMURA Daisuke)  PHOTO: 勝村大輔(KATSUMURA Daisuke)

  • TRD 14R-60:通常の86よりもノーズが長くなっている。アンダースポイラーやカナードが装着されているのもポイントだ
  • TRD 14R-60:TRDのカーボン製フェンダーガーニッシュも標準装備となる
  • TRD 14R-60:ディフューザーやセンターマフラー、GTウイングなど、レーシングカーさながらの完成度となっている
  • TRD 14R-60:カーボンルーフを採用することで軽量化が図られている。形状も見直され空力性能も向上している
  • TRD 14R-60:センター2本出しマフラーを採用。エキゾーストノートも迫力がある
  • TRD 14R-60:ウイング下部に流れる空気を整流することを目的とした、スワンネック形状のカーボンウイングを採用する
  • TRD 14R-60:エンジンはノーマルだが、専用のインテークマニホールドカバーを装着し存在感を高めている
  • TRD 14R-60:TRD製で倒立式の車高調整サスペンションを装備する
  • TRD 14R-60:運転席/助手席ともにTRDカラーのフルバケットシートが装着されている
  • TRD 14R-60: 「023/100」のシリアルナンバーが入ったプレートを装備する
  • TRD 14R-60:アルカンターラ生地にオレンジのアクセントが入る14R-60のインテリアパーツ
  • TRD 14R-60:2DINオーディオが入る場所には、水温/油温/油圧などのTRD3連メーターを装着していう
  • TRD 14R-60:取材時の走行距離は9708km、いかに大切に乗っているかがわかる
  • TRD 14R-60:鍛造マグネシウムホイールにTRD製ビッグキャリパーを装着する
  • TRD 14R-60:アルカンターラ生地のステアリングにはオレンジのステッチが入っている
  • TRD 14R-60:14R-60は軽量化のために2シーターになっている。トランクとの境目にはカーボンパネルを使用しボディ補強にもひと役買っている
  • トヨタ86:オリジナルの14R-60のスタイリングを大切にしている。幅広のフェンダーやロングノーズのフロントバンパーは圧倒的な個性と言える
  • TRD 14R-60:80スープラから乗り換えたという14R-60を操る、オーナーの関吉麗奈(リナ)さん。このクルマでサーキット走行にも挑戦する

14R-60は86をベースにTRDがチューニングを施したコンプリートモデル

TRDが2014年に100台限定で発売した超限定車が、トヨタ「86」をベースとしたコンプリートカーの「14R-60」です。2024年10月13日にTRUSTの主催で開催されたユナイトミーティングに、そんな貴重な1台が参加していました。オーナーが女性というのも驚きなのですが、このクルマでサーキットも走るというから、さらに驚きなのです。

会場で遭遇したのは100台限定の超希少車

会場内で大変レアな車両を発見。TRDのコンプリートモデル、「14R-60」だ。そしてもうひとつ驚いたのが、オーナーが女性だったということだ。オーナーの関吉麗奈(リナ)さんは、以前からスポーツカー好きで、このクルマの前は80系「スープラ」に乗ってサーキット走行も楽しんでいたそうだ。

「スープラはオートマだったんで、マニュアルに乗りたくて86を探していた時にこの程度の良いコンプリートカーを見つけて手に入れました。今から3年ほど前のことです」

TRDがたった100台のみ限定で販売したコンプリートモデル14R-60は、2014年にTRD設立60周年を記念して販売された知る人ぞ知るマニアックな限定モデルだ。麗奈さんが手に入れたのはシリアルナンバー「023」で、それを示すプレートが、センターコンソールのシフトレバー後方に備わっていた。

TRDがサーキット走行を主眼に開発した14R-60のディテールを観察

14R-60にはノーマルの86より尖ったノーズを持つフロントバンパーや、ワイドトレッド化されたフェンダー、大型GTウイング、本格的なフラットボトム化を実現するディフューザーなど、専用のエアロパーツが装着されている。ルーフはカーボンとなっており、また車内も軽量なフルバケットシートに交換され、リアシートも外されている。とにかく各部徹底した低重心化と軽量化が行われている。

外観などの見える部分以外にも注目点はたくさんある。ボディ各部は専用のブレースなどで強化されているほか、ブッシュ類やアーム類も専用品で強化されている。またバネ下重量の軽量化に有効な倒立ショックや専用の対向4ポッド/2ポッドのブレーキキット、そして驚くほど軽量な専用の鍛造マグネシウムホイールを標準装備している。見た目こそ市販車と似ているが、中身は全くの別物と言っていいだろう。

次なるチャレンジは筑波2000での初サーキット走行

じつは麗奈さん、近々このクルマで初めて筑波2000を走ることになっているそうで、取材当日は専用のマグホイールと同じデザインながら、市販のTRD SF3アルミホイールに履き替えていた。シャンパンゴールドのSF3は18×8J+48なのに対して、本来装着されている鍛造マグホイールは18×8.5Jとリム幅も異なるほか、フロント+30、リア+46と前後でオフセットも異なる専用品だ。

「じつはサーキット走行でマグネシウムホイールが傷つくのが嫌で、もう1セット用意しました。せっかくの14R-60なんで、サーキット走行も経験したいんですが、貴重なクルマなのでむしろ周りが心配しちゃって(笑)。あまり無理のない範囲でサーキットを楽しみたいと思います」

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