サーキット未経験者も安全に楽しめる「カルガモ走行」クラスとは?
クルマ好きなら1度は走ってみたいサーキット。昔に比べてハードルは間違いなく下がっているものの、未経験者には楽しさより緊張や不安のほうが大きく、初めの1歩を踏み出せずにいる人も多いと思います。そんな悩めるビギナーに最適なイベントとして、「TOYO TIRES PROXES DRIVING PLEASURE」が2024年12月1日に岡山国際サーキットで開催されます。
1周ごとに先導車の直後に付く車両を入れ替える
2024年12月1日に岡山県の岡山国際サーキットで行なわれる「TOYO TIRES PROXES DRIVING PLEASURE」をオススメする理由は、ドライバーの経験を加味したクラス設定で、走行会に参加した回数やタイムなどでA/B/Cに分けられるからだ。
車種や排気量が基準でドライバーのレベルがバラバラの場合、お互いにフラストレーションが溜まり事故の危険性も増す。参加したすべての人に満足してもらいたい、という気持ちがよく伝わるクラス分けだろう。
また今回はもっと気軽にサーキットを体験できるよう、「カルガモクラス」とも呼ばれるDクラスが設定された。ネーミングから想像した人もいると思うが、先導車が付いて追い越し禁止での走行となる。とはいえ単に時間いっぱいグルグルと周回するだけではない。すべての参加者を5〜7台ずつの合計3グループに分け、1周ごとに先導車の直後に付く車両を入れ替えるのだ。
いくら先導車が正しいライン取りやブレーキングポイントを教えても、伝言ゲームと一緒で後ろに行けば行くほどズレが大きくなってしまう。しかし、前述の入れ替え制なら必ず1度は先導車の後ろを走行でき、インストラクターによる模範的なドライビングを間近で学べる。
インストラクターには木下隆之さんが来場
なおDクラスは20分×2本の走行枠が用意される。1本目は肩慣らしを兼ねて低〜中速に抑え、2本目は少しスピードを上げるとのこと。追い越し禁止のため、後方を気にする必要がなく、ステアリングやブレーキの操作に集中できる。そのためポストの位置や路面の勾配も確認しやすい。サーキットと公道という違いはあるが、運転免許を取得する際の路上教習に近いのが、このイベントにおけるDクラスと考えていいだろう。
ちなみにインストラクターはプロクセスのブランドアンバサダーである木下隆之さんを筆頭に、スーパーGTなどで活躍するレーシングドライバーが多数という豪華なラインナップだ。さらに「プロクセスR888R」や「R1R」を履いたデモカーが用意され、希望者は抽選によりプロドライバーの同乗走行も経験できる。
こんなに豪華で充実したイベントながら、参加費がリーズナブルなのも大きな魅力だ。フリー走行のA/B/Cクラスは30分×3本で2万5000円、カルガモ走行のDクラスは20分×2本でわずか5000円と、内容だけじゃなく価格の面でも敷居をグッと下げている。
公道よりあらゆる部分でリスクの少ないサーキットで、ドライビングのテクニックを磨ける貴重なチャンス。申し込みはトーヨータイヤのウェブサイトから特設ページにアクセスし、クラスごとのエントリーフォームに必要事項を漏れなく記入して送信、そして参加料金を指定の口座に振り込めば正式エントリーとなる。締め切りは今週末の11月24日(日)。気になる人は急いでスケジュールを調整しよう!
【エントリーのためのウェブサイトはこちら】
https://www.toyotires.jp/pdp/