路面からの入力がマイルドになり安定感が増す
当日は雨上がりのため、路面のところどころにウエットパッチがあるハーフウエットのコンディション。とくに2、3コーナーは路面が濡れていて、フロントが急激に外側に逃げる(Gが抜ける)という状況だった。
パフォーマンスダンパーなしの愛車からドライブ。ウォーミングアップ後の1周目で1分16秒9を記録。滑りやすい路面ゆえ、電子制御の介入が強く、+Rモードのほうが操縦しやすいというコメント。
続いては、パフォーマンスダンパーのみを装着した無限のクルマをドライブ。
「上下方向の跳ねは変わらないけれども、微振動の収束が早くなっている。ノーマルだとブレーキングしてカーブで旋回する動作に入ると小刻みに跳ねるけれど、パフォーマンスダンパー装着車はそこが抑えられていてとてもマイルドになっている。きっと一般道で走行すると乗り心地はかなり変わる」
と高評価だ。
筆者はヘアピンコーナーの入口で撮影をしていたのだが、同じシャッタースピードで撮影していても、ノーマル車はコーナーの進入時に横方向に微小な揺れがあるようで写真がシャキッとしない。しかしパフォーマンスダンパー装着車はコーナーの進入時からブレが少なく写真がシャキッと写る枚数が多かった。
また現役GTドライバーの野尻智紀さんがドライブした際には、余計なノイズやインフォメーションが軽減されて、タイヤからのインフォメーションが非常にわかりやすいとのことだった。
無限とヤマハが開発したFL5型シビックタイプR用パフォーマンスダンパーの価格は前後2本で14万3000円(消費税込)+工賃で、ディーラーでの装着が可能だ。乗り心地にこだわりのあるオーナーには効果を実感できるだろうとオススメのアイテムとのこと。試乗後ドリキンも装着することを決めたようだ。