タイヤの内圧セッティングがバッチリ決まって表彰台ゲット!
迎えた決勝Rd.4、飯田選手のマシンはグリッドにはなかった。スタートはややホイールスピンが大きくなってしまい、少し前の長澤選手に後れを取る展開に、なんとか食いつこうとするが、徐々に離されてしまう。レース後半になるとリアの内圧が上がり、やや挙動が難しい場面もあったが、危ない瞬間もなく無事にクラス4台中3位でゴールした。
そして最終戦となるRd.5、スタート前にリアの内圧を調整して、Rd.4に比べて前後の内圧差が大きくなるセットとした。レース後半に安定したタイムで走行するためだ。スタートは前回よりもうまく決まった。オープニングラップでは長澤選手のインを窺おうかという瞬間もあった。ただ、基本的なペースが違うためか、徐々に離されてしまう。
長澤選手はトップを走る橋本さんに追いつきバトルを展開!「前2台がバトルしているなら追いつくかも……?」と思ったが、それも叶わず。長澤選手は橋本さんを追い抜きクラストップでゴールした。
内圧の変更はバッチリ決まった印象で、終盤まで安定して走ることができた。Rd.4ではトップ争いを演じた2台との差が36秒6であったが、Rd.5は21秒8となり、安定して以前よりもハイペースを維持できるようになったと感じる。ただ、レベルの高いロータス カップ ジャパンではまだまだだ。
そして今回はRd.4とRd.5ともにクラス4台中3位でゴールしたため、表彰台に乗ることができた。予選で飯田選手がリタイアしてしまったため、棚ぼたの表彰台と言えばたしかにそうだが、マシンを壊さなかったからこそ得ることができたリザルトでもある。これもレースだと言えるだろう。
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シーズンを通してレベルの高さに圧倒されたロータス カップ ジャパンでしたが、レース活動2年目で乗れる機会をいただいたのは、とてもありがたかったです。速いベテランドライバーの皆さんに教えていただき、最終戦ではバトルを演じるほどまでは行きませんでしたが、成長を感じることができました。この場を借りて感謝を申し上げたいです。
来年はまだ未確定な部分が多いですが、機会があればまた皆さんとご一緒して、今度は抜きつ抜かれつのバトルを楽しめるようになりたい! 成長した姿をご一緒した皆さんにどこかで見せることを実現するためにも、オフシーズン修行して参ります!