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懐かしのTV番組『走れ! ケー100』を完全再現! ワンオフ製作の6輪の青い「機関車」は公道走行可能…半年で作り上げました【マイクロカー図鑑】

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TEXT: 長尾 循(NAGAO Jun)  PHOTO: 近藤浩之(KONDO Hiroyuki)

アメリカのマックス社製6輪ATVをベースに製作

『走れ! ケー100』ファンの間ではよく知られた話だそうだが、当時の劇中車のベースとなったのはビーホー・エンジニアリング(Beehoo Engineering)というカナダのメーカーが1960年代半ばにリリースし、北米を中心にヒットした「アンフィキャット」という6輪車。ABS樹脂製のボディをもつ水陸両用・総輪駆動の全地形対応車(ATV =all-terrain vehicle)である。

もともとは林業や狩猟、鉱山などでの使用が想定されていたが、やがてレクリエーショナル・ビークルとしても注目を集め、多くのフォロワーを生んでいる。余談ながら、このアンフィキャットはそのユニークな外観から、当時の子ども向けテレビ番組や映画などにも頻繁に登場している。

「このケー100レプリカは当時のアンフィキャット・ベースではなく、ほぼ同様の成り立ちのアメリカのマックス社製のモデルです」

ベースとなったノーマルのマックス製6輪車と同じくナンバーは緑色。排気量1.5L以下、全長4.7m以下、全幅1.7m以下、全高2.8m以下、最高速度時速15km/h以下の小型特殊自動車扱いとなり、農耕用小型トラクターなどと同様に公道走行も可能だ。

「公道も走れますが、イベントへの参加は積載車に積んでいくことが多いですね。埼玉在住なので地元を中心に関東エリアのイベントにはちょくちょく参加しています」

という小田さん。鮮やかな青いボディの小さな機関車は、当時のTVドラマを知らない子どもたちにも大人気とのこと。

「リクエストがあれば、販促やイベントでの展示・同乗走行・写真撮影会などにも応じますよ」

という小田さんのケー100レプリカの動向はSNSなどでもチェック可能なので、興味のある向きはぜひそちらもご覧あれ。

■「マイクロカー図鑑」過去の紹介モデルはこちら

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

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  • 長尾 循(NAGAO Jun)
  • 長尾 循(NAGAO Jun)
  • 1962年生まれ。デザイン専門学校を卒業後、エディトリアル・デザイナーとしてバブル景気前夜の雑誌業界に潜り込む。その後クルマの模型専門誌、自動車趣味誌の編集長を経て2022年に定年退職。現在はフリーランスの編集者&ライター、さらには趣味が高じて模型誌の作例制作なども手掛ける。かつて所有していたクラシック・ミニや二輪は全て手放したが、1985年に個人売買で手に入れた中古のケーターハム・スーパーセブンだけは、40年近く経った今でも乗り続けている。
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