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クレイジーケンバンド・横山 剣さんが日産「510ブルーバード」で走る!「Zの柳田」「黒い稲妻」とのドリームチームの結果は…?

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TEXT: 奥村純一(OKUMURA Junichi)  PHOTO: 奥村純一(OKUMURA Junichi)

  • 秋晴れの筑波サーキットに全国から集まったJCCA筑波ミーティングのエントラントたち
  • 今回より「CRAZY KEN TROPHY」となった60分耐久レース
  • 真剣な表情でドライバーズブリーフィングに耳を傾ける横山 剣選手。JAF公認レースであるため、毎度アップデートされた安全面はしっかりエントラントへと伝えられる
  • サーキットレディがレース開始1分前を伝える。横山選手はグリッド8番目からのスタートとなったスプリントSレース
  • スプリントSレース:唯一の4秒台を叩き出したのはJCCA/NRC所属の秋田選手のチェック510ブルーバード。ポール・トゥ・ウィンを決めた
  • スプリントSレース:510ブルーバードはこのクラス最多車両。コンマを争うゼッケン47・ジールレーシングプロジェクトの原選手とゼッケン65・下平選手
  • スプリントSレース:第1コーナーを立ち上がるゼッケン66・横山選手の日産510ブルーバード
  • スプリントSレース:ゼッケン90・日下選手の総社オート510ブルーバードは横山選手と同じく、スプリントSレースとCRAZY KEN TROPHY 60分耐久レースのダブルエントリー
  • スプリントSレース:元全日本ダートトライアルDクラスチャンピオン千田選手のアルファ ロメオ ジュリア スプリントGTV
  • スプリントSレースは2台のマシンがコースアウトし赤旗中断、車両回収となった
  • スプリントSレース:赤旗中断後、再スタートを待つマシンたち、この季節にもかかわらず高い気温に悩まされ、この後横山選手の510、佐々木選手のSR311が脱落した
  • スプリントSレースに参加する杉本選手のシルビア
  • スプリントSレース:赤旗中断後、再スタートのためペースカーに先導されるマシンたち。水温上昇に悩まされた横山選手の510ブルーバードは残念ながらピットへと戻る
  • スプリントSレース:S75-2クラスのゼッケン59・ギャランクーペFTO。追うのは岡本選手のフェアレディ240ZG
  • スプリントSレース:S68-2クラスの関選手のアルファ ロメオ 2000GTVと迫選手の1750GTV。2台のアルファ ロメオに迫るのはS75-2クラス内村選手のロータス ヨーロッパSP
  • スプリントSレース:ゼッケン50・ベレット1800GTは鈴木明彦選手のドライブ
  • スプリントSレース:日産KB10サニーの後藤新太郎選手は、CRAZY KEN TROPHY 60分耐久レースとダブルエントリー
  • スプリントSレース:迫選手のアルファ ロメオを追う菊地選手のギャランクーペFTOが大きく姿勢を変えてのコーナリング
  • 秋晴れの筑波サーキットに全国から集まったJCCA筑波ミーティングのエントラントたち
  • 今回よりJCCA 60分耐久レースが「CRAZY KEN TROPHY」となり多くのエントラントと観客が駆けつけた筑波サーキット
  • 60分耐久レース:「Zの柳田」「雨の柳田」と呼ばれた柳田春人選手と、「黒い稲妻」桑島正美選手。2人のレジェンドもファンと気さくに言葉を交わす
  • 60分耐久レース「CRAZY KEN TROPHY」のスタートを待つ車両たち。66号車スタートドライバーは横山 剣選手だ
  • 60分耐久レースはゼッケン29・秋田選手のブルーバードを先頭に1コーナーへと各車進入
  • 60分耐久レース:66号車のスタートドライバーは横山 剣選手だ
  • 60分耐久レース:宮田友一朗選手&柏原浩一選手組のフェアレディZ432
  • 60分耐久レース:親子で出場していたのはガレージゴトウ代表の後藤新太郎選手と後藤由樹選手
  • 60分耐久レース:ブルーバード同士、ゼッケン66・横山組とつねに競っていたのがゼッケン15・吉川&上野組のマシン
  • 60分耐久レース:エースドライバー桑島正美選手が横山組に乗ることになったため、桑島レーシングはおぎねぇ&谷&真瀬の3選手で耐久に挑んだ
  • 60分耐久レース:ブルーバード同士、ゼッケン66・横山組とつねに競っていたのがゼッケン15・吉川&上野組のマシン
  • 60分耐久レース「CRAZY KEN TROPHY」は15分が過ぎた頃から、ドライバーチェンジのため各チームが動き出す
  • 60分耐久レース:JAFメディカル委員など、安全面でモータースポーツを支えてきた鬼頭正人選手と長坂宏選手がドライバーチェンジ
  • 60分耐久レース:柳田春人選手と言葉を交わしリラックスした表情を見せる桑島正美選手
  • 60分耐久レース:横山組の510ブルーバードに2番目に乗るのは桑島選手。横山選手のピットインを待つ
  • 60分耐久レース:良いポジションをキープしながら桑島選手へと510ブルーバードを渡す横山選手の力走
  • 60分耐久レース:ピットへと入りドライバーチェンジするゼッケン47・ジールレーシングプロジェクトの510ブルーバード
  • 60分耐久レース:コースインした桑島選手を追うのは原田&熊谷組のアルファ ロメオ ジュリア スーパー1.6
  • 60分耐久レース:ラストスパートの桑島選手を待つピットで余裕の表情を見せた柳田春人選手
  • 60分耐久レース「CRAZY KEN TROPHY」は各クラスの混走だ。ノーマルクラスの2台、P-1サニーに迫るのはP-2ブルーバード
  • 60分耐久レース:いよいよレースも終盤に差し掛かってきた。ゼッケン47・池田&原&松淵組に宮田&柏原組のZ432が迫る
  • 60分耐久レース:山口・寺坂・杉本選手組のフェアレディ1600はS2クラスのマシンだ
  • 初開催となった60分耐久レース「CRAZY KEN TROPHY」は予選1番手の秋田選手組が勝利に輝く。秋田幸大選手はスプリントSレースと並び2つのレースに勝利した
  • 60分耐久レース:レースが終わればノーサイド。60分を戦ったライバルたちのマシン・ドライバーをピットで全員が祝福する
  • スプリントSレース:第1コーナーを立ち上がるゼッケン66・横山選手の日産510ブルーバード
  • 60分耐久レース:コックピットに付いたのは「黒い稲妻」桑島正美選手。チームスタッフがシートベルトなどをサポートしスタートを待つ
  • 自らの名前を冠した60分耐久レース「CRAZY KEN TROPHY」にゼッケン66・日産510ブルーバードで参加する横山 剣選手。パートナーは桑島正美選手、柳田春人選手だ

ヒストリックカー愛好家としても知られる横山 剣さん

クレイジーケンバンドの横山 剣さんは大のヒストリックカー好きとして知られていますが、サーキットでもひとりのエントラントとして、JCCA(日本クラシックカー協会)主催のヒストリックカーレースを楽しんでいます。2024年10月13日に筑波サーキットで開催されたスプリントレースと耐久レースに参戦した横山 剣さんの走りっぷりをお伝えしましょう。

510ブルーバードでヒストリックカーレースに挑戦中

2024年10月13日に開催された「JCCA筑波ミーティング」では、クラスごとのスプリントレースに加えて、秋のプログラムとして60分の耐久レースが開催。エントラントはもちろん観客たちも楽しみにしている秋の風物詩となっている。その耐久レースであるが、今回より名称を「CRAZY KEN TROPHY 60分耐久レース」として開催されることになった。

エントラントとしてのみならず、こうしてレース名に自らの名前を冠するほどのヒストリックカーレースへの思いを、横山 剣選手に聞いてみた。

「当初はPクラス(無改造のノーマル車両)のレースに出ようと約5年前よりBMW 2002tii(以下マルニ)でレースを始めたのですが、インジェクションがどうにも不調でやむを得ずキャブレター仕様にしました、そうなるとレギュレーション上、改造車両になってしまいまして、Pクラスで参加するということは叶わなくなってしまいました」

と横山さん。キャブ以外はノーマルだったというマルニでは、広い改造範囲が認められたSクラスを戦うには、圧倒的に不利である。昔ビデオで見たBREとジョン・モートンの510「ブルーバード」(以下510)への憧れもあり、マルニは諦めて、510のSクラスマシンへと変更したという。

マシンを510にし、Sクラスのレースに参戦するようになった横山選手は、2023年の耐久では3位、2024年夏のスプリントでは4位入賞するなど、着実にポジションも上がってきている。

「クルマのフィーリングを語れるほど、まだ乗りこなせていませんが、まずまずの結果を出せてきているので、これからもさらに上位を目指して頑張ります」

スプリントSレースは赤旗ストップと猛暑に泣く……

そして秋のJCCAレース当日の横山選手は、スプリントレースのSクラスと、自らの名を冠した「CRAZY KEN TROPHY 60分耐久レース」の2レースへエントリー。ちなみに「プログラムやリザルトに名前載ってないよ」とよく言われるそうだが、レースには横山 剣ではなく、本名の横山正佳でのエントリーとなっている。

この日のプログラムで、まず先に行われたのはスプリントSレース。予選タイム1分4秒965という圧倒的なタイムでポールポジションを獲得したのは、同じく510ブルーバードの秋田選手。そこから横山選手のタイム8秒台までの間で、なんと18台がコンマを争う熾烈さである。

「予選順位が16位、グリッド8列目からのスタートと芳しくありませんでしたが、途中11位まで順位を上げることができたところで赤旗中断になりました」

4周目にダンロップコーナーで2台がコースアウトしたことにより、赤旗コースコーションとなり車両回収から再スタートまで、全車両はコース上で待機となる。この間、高い気温による水温上昇に悩まされた数台が脱落するのだが、横山選手の510もリタイヤを喫する。

「再スタートからベスト10目指して行くぞ! と意気込んだ途端に、オーバーヒートでリタイヤでした。ガッカリでししたが、この後の耐久レースもあるので、すぐに気持ちは切り替えました」

結果はポールポジションからスタートした秋田選手が勝利を収めたSレースであった。さて、横山選手が気を取り直して臨んだという「CRAZY KEN TROPHY 60分耐久レース」はどうだったのだろうか。

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