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20歳女子レーサーが日産DR30「スカイラインRS」に乗ってみた!「西部警察と同じですよね? カッコいいです!」【令和女子旧車に乗る】

20歳女子レーサーが日産DR30「スカイラインRS」に乗ってみた!「西部警察と同じですよね? カッコいいです!」【令和女子旧車に乗る】

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TEXT: 西川昇吾(NISHIKAWA Shogo)  PHOTO: 宮越孝政(MIYAKOSHI Takamasa)/撮影協力: 河口湖ステラシアター

ターボの圧倒的な加速感が楽しい!

これまでさまざまな旧車を試乗してきた佐々木さんだが、タービンが変わったハイチューン仕様に乗るのはこれが初。その加速感に魅了されている様子であった。

「ブーストかかった瞬間から凄い! めっちゃ楽しい! ターボって感じですね。でも下の実用トルクもしっかりあって、街中を乗ってる分には普通のマニュアル車って雰囲気で、ちょっとクラッチが重たいけど繋がり方もクセがなくて、あまり気を遣うところはないです」

ノーマルで190psを誇ったFJ20エンジンは当時最強のスペック。量産車世界初の1気筒あたり4バルブを有するターボエンジンはまさに当時の最先端技術であった。ボディサイドにも「4VALVE DOHC」というゴールドのステッカーが輝く。ただ、ステアリングフィールには疑問を感じた部分もあるようだ。

「パワステが付いてて楽な感じはするんですけど、なんというか、ハンドリングのダイレクトな雰囲気に欠けるというか、センター付近がゆらゆらするというか……なんかピンと来ない感じです。乗り心地自体は結構良くて、ビックリしました!」

DR30型スカイラインのステアリング機構はボールナット式。現在一般的なラック&ピニオン方式が採用されるのは、この次のモデルとなるR31型になってからだ。このあたりはパワステの有無というより、メカニズムの基本的な部分で超えられない壁と言えるだろう。

佐々木藍咲選手の日産 スカイライン 2000ターボRS 〇と×

好きなポイントは?

「やっぱりターボの加速感! NAとは全然違うフィーリングです! あとはフロントリップとタイヤの引っ張り感が好きですね」

変えたいポイントはある?

「うーん、そのものを変えるのは難しいかもしれませんが、リニアじゃないステアリングフィールを変えられたら嬉しいです。あとこっちも好きですけど、後期の鉄仮面なフェイスも見てみたい!」

佐々木藍咲選手とは

佐々木藍咲さんは富士スピードウェイで開催されている女性だけのモータースポーツカテゴリー「KYOJO CUP」で2023年シーズンに4輪レースデビューした、2004年生まれの若手女性レーシングドライバー。2024年シーズンは開幕戦で5位入賞を飾り、7月20日~21日に全日本スーパーフォーミュラと併催されたRd.2の予選では4位となっている。上位陣はフォーミュラでのレース経験もある強豪揃いなので、成長を感じさせるシーズンだ。

また、今シーズンはGR86/BRZ Cupクラブマンシリーズにもスポット参戦。7月13日~14日に開催された富士ラウンドでは初参戦ながら予選44位、決勝37位で無事に完走するとともに、ルーキー賞を受賞した。12月22日(日)に行われるKYOJO CUP最終戦での走りにも注目だ。

レーシングドライバーとして活動しながら、普段はフォーミュラドリフトジャパンを運営する会社である「MSC株式会社」に勤めていて、公私ともにクルマ漬けの生活を送っている。

■「令和女子旧車に乗る」連載記事一覧はこちら

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