生産終了後も大人気の10代目シビック
若者に人気のホンダ「シビック」は、タイプRが主流でした。しかし、走りよりもドレスアップを楽しみたいユーザーにとっては、タイプRほどの絶対性能は不要。今回は、ドレスアップのために選んだホンダ10代目FK7型「シビック ハッチバック」で、ローダウン&オーディオカスタムを楽しむ“ひょーま”さんの愛車を紹介します。
ドレスアップ派? それとも走り屋派? 悩んだ結果のFK7型という選択
2024年6月16日に宮崎県小林市にある生駒高原で開催された「第一弾エクスペディション杯」に参加した“ひょーま”さんは、19歳で免許取得後に初めての愛車を購入。それがホンダ10代目FK7型「シビック ハッチバック」だった。当初は同じシビックでも、FD2型やFK8型のタイプRに興味を持っていたそうだが、ディーラーで試乗して選んだのがこちらのハッチバック。そこには、現実的なある悩みが理由だった。
「もともとは走り屋をやりたかったのです。だからタイプRに興味がありました。でも、攻めて走って、クルマをぶつけたり壊したりする可能性が高い。それならば、ドレスアップを長く楽しめた方が、自分の性格的にあっているかなと思ったのです」
自身が某ディーラーで働いていることもあり、修理やカスタマイズはお手の物。あとは“ひょーま”さん自身が、どちらの趣味を長く楽しめるか? その最終選択の結果がドレスアップであり、アメリカンなスタイルなシビック ハッチバックが完成したわけだ。
日常使いができるオシャレなハッチバック
基本的には、足まわりとオーディオにカスタムを施している。サスペンションは今まで車高調やエアサスを使い比べて、現在はJVR DRIVE製のエアサスを使用。シビック用のラインナップがあったが、理想の高さを目指してオーダーメイドをしている。
ホイールは、約30年も前に発売されていた希少品であるワークのレザックスの18インチ。フロントは10J、リアは10.6J(“ひょーま”さんの予想)で、フェンダーはツメ折りとわずかな叩き出しで収めている。
そしてオーディオは、地元宮崎のカーオーディオプロショップ、サウンドタイムに仕上げてもらった。使用製品はグラウンドゼロで、オーディオ&内装のイメージカラーは、“ひょーま”さんが大好きなスニーカーのイエローと黒の配色で統一している。
エンジンはエアクリーナーを交換したのみ。マフラーは純正のままで、速さやパワーに関しては、ノーマルの良さをそのまま楽しむ方向性でまとめていた。
海外製ワイドフェンダーキットの装着は泣く泣く断念…
ちなみに、外装のカスタマイズを追求するべく海外製のワイドフェンダーキットを取り寄せたが、装着を断念したとのこと。
「この型式のシビックは、社外品が少ないのが難点ですね。せっかく海外製ボディキットも購入したのですが、いざ装着しようと思ったら、ホイールは20インチにしないとダメみたいで。僕は18インチでのスタイルにこだわりたかったので、このキットはそのままお蔵入りです。どなたか欲しいからがいたら、売りますよ(笑)」
もともとがクルマ好きだから、イベントに遊びに行けばさまざまな車種が気になってしまうそう。しかし、帰り道に愛車を運転するたびに感じることがある。
「やっぱり、自分にはこのシビックが一番だなっていつも思うんです」
他車種への興味と、でもやっぱり、今の愛車が一番。その思いは、“ひょーま”さんだけではなく、全国の多くのクルマ好きに当てはまる思いなのだと思う。
>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)