ドイツでプリウスの販売価格は753万円から
例としてプリウスの価格を日独で比べてみることにしました。ドイツではプラグインハイブリッド車のみの取り扱いとなっているようで、「Basis/Executive/Advanced」という3つのグレードに分かれており、それぞれ基本車両本体価格(消費税込)が4万5990ユーロ(約753万円)、4万8780ユーロ(約799万円)、5万4280ユーロ(889万円)からという高額にビックリしました。
ここ1~2年は最高潮の円安とあり、日本車は割安になっているのかと思っていただけに、意表を突かれました。輸送費や輸入関税、ドイツの付加価値税(19%)が加算されているとはえ、めちゃくちゃ高級車ではありませんか⁉
トヨタ自動車のホームぺージによると、プリウスのプラグインハイブリッドの一番安いモデルGの基本価格は日本では390万円(消費税込)だそうで、換算すると約2万3800ユーロとなり、ドイツに比べると半額違い価格ですよね。仕様を細かくチェックすると多少その価格差は変わるのかも知れませんが、単純に正規のホームぺージに記載されている税込みの基本車両本体価格をチェックしました。
ミュンヘンでプリウスは年に2~3回見かける程度
トヨタが所有する欧州活動拠点のひとつである「トヨタ・ガズーレーシング・ヨーロッパ(TGR-E)」があるケルン周辺は数多く見かけられるだろうと予想しますが、私が住むミュンヘンでプリウスは年にわずか2~3回見かける程度だと思います。見かけると思わず振り返ってしまうくらいに数が少ないのです。それも現行モデルはまだ一度も見かけた記憶がありません。
しかし、この間はラッキーなことに1日で2台も発見! この高額なプリウスの価格を見ると、それならあと1~2万ユーロ足せば立派な御三家の車両が購入できますので、そっちにしてしまうという可能性はありますね。
消費税(付加価値税)という部分だけで見ても、日本は10%でドイツは19%という大きな差があります。これもよく日本人の方から聞かれる質問でもあるのですが、「ドイツではドイツ車が自国製の国産車なのだから安いでしょう?」と。しかし、逆に日本の方が安い場合も多々あるのです。