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気分はスーパーカーブームの頃の小学生!「博物館のようで博物館でない」古き良き時代のアメ車の数が半端ない施設を飛び込み取材

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TEXT: 原田 了(HARADA Ryo)  PHOTO: 原田 了(HARADA Ryo)

  • フォード クーペ:サークルHオートセールスに展示してあった1941年式フォードの2ドアクーペ。ピラーを切ってルーフを引き下げたチョップトップだけに勇ましいが、深紅のボディの綺麗さも圧倒的だった
  • フォード セダン:やはりサークルHオートセールスに展示してあった1941年式フォードの2ドアセダン。こちらは濃緑のボディで十分魅力的だ
  • シボレー コルベット:ラッセル・トラベルセンターに展示されていたコルベットの初代モデル、C1のロードスター。2灯式ヘッドライトを備えた初期モデルだ
  • シボレー ベルエア:サークルHオートセールスに展示してあった1955年式のベルエア。薄いブルーとブラックの、ツートーンカラーの塗り分けが特徴的だ
  • マーキュリー モントレー:サークルHオートセールスに展示してあった1955年式のマーキュリー。長いテールが特徴的。このカットでは分かりにくいが、ルーフの前半分が透明の樹脂製だ
  • オールズモビル 98:ラッセル・トラベルセンターに展示されていた1955年式のオールズモビル98。サークルHオートセールスのベルエアと同様にツートーンカラーの塗り分けが特徴的だ
  • オールズモビル スーパー88:ラッセル・トラベルセンターに展示されていた1956年式のオールズモビル スーパー88。こちらは赤と白のツートーンだが、塗り分けは特徴的だ
  • シボレー コルベット:ラッセル・トラベルセンターに展示されていた1959年式のコルベット。初代モデルのC1だが、こちらはヘッドライトが4灯式となった後期モデル
  • シボレー インパラ:ラッセル・トラベルセンターに展示されていた1960年式のシボレー インパラ。水平に寝かされていてアピールは少ないが、間違いなくテールフィンが装着されている
  • シボレー インパラSS:サークルHオートセールスに展示してあった1964年式のシボレー インパラSS。シボレーのことをシェビーの愛称で呼ぶのは良く知られているが、ここではシェブ(Chev)と省略されていた。これは初耳だ
  • フォード マスタング:ラッセル・トラベルセンターに展示されていたフォード マスタングの初代モデル。4座のコンバーチブルで硬派なスポーツモデルとは一線を画していた
  • フォード サンダーバード:ラッセル・トラベルセンターに展示されていた1966年式のサンダーバード。4世代目のコンバーチブルで、豪華な4座オープンシーターの代表的なモデルだ
  • シボレー モンテカルロ:サークルHオートセールスに展示してあった1971年式のモンテカルロ。シボレー初の高級パーソナルクーペ。丸形2灯ヘッドライトが特徴となった
  • ホンダ GL1000 ゴールドウイング:ラッセル・トラベルセンターに展示されていたホンダのGL1000 ゴールドウイング。2輪版の高速ツアラーでホンダ初のフラット4エンジンを搭載したリッターバイクだ
  • ラッセル・トラベルセンターは、まるでコンビニ店のような外観だが、一歩中に入れば無料の自動車博物館。下手な不動車博物館よりも内容が充実しており、クルマ・ファンにはお奨めだ
  • クラシックカーを販売しているサークルHオートセールス。大きな看板は白をベースに丸Hのロゴが印象的で、高速道路からも目立っていた
  • GMC シエラ3500:サークルHオートセールスに展示してあったGMC シエラ3500。“デュアリー”の愛称からも分かるように後輪にダブルタイヤを採用。大きなオーバーフェンダーが威圧感を増している
  • プリマス ロードランナーGTX:サークルHオートセールスに展示してあった1968年式。高級・高価格にシフトしていったマッスルカーに、廉価モデルとして一石を投じたことでも知られている

カメラを持っての飛び込み取材は楽しい!

世界の自動車博物館を巡ることをライフワークとしている原田 了氏。2024年夏の旅では北米の自動車博物館を取材することができました。第4弾は、ちょっと趣向を変えて、博物館のようで博物館でない、まるで大喜利のような施設を紹介してみます、ベンベン。

博物館に行く道中で見かけた施設を訪問

まず1軒目は前回訪ねた歴史博物館にクルマが展示されてなくて受付で、近くに自動車博物館がないか訊ねて紹介された経緯を紹介した「トラッカー・パーキング – ラッセル・トラベルセンター(Trucker Parking -Russells Travel Center)」。そしてもう1軒は翌日、シャパラルのレーシングカーを展示してあることで有名で、今回のツアーの目玉のひとつだった「石油博物館(Petroleum Museum – Chapparal Cars)」を訪ねた後、次の目的地である博物館である「米国トヨタ自動車博物館(Toyota USA Automobile Museum: TOYOTA EXPERIENCE CENTER)」に向かって走っている途中で見かけた「サークルHオートセールスINC. “THE HOUSE OF HOTRODS”(CIRCLE H AUTO SALES INC.“THE HOUSE OF HOTRODS”)」。

ラッセル・トラベルセンターは一応博物館を名乗っていたが出入り自由で観覧も無料、言ってみればクラシックカーの展示コーナーだった。とはいえ展示車両は20台を超え、しかも1925年式の「Fuel Delivery Tanker」(ガソリン輸送用のタンカー)など戦前のクルマもあったが、多くは1960年代から1970年代にかけてのクルマで、排気ガスによる公害問題やオイルショックによるガソリン不足が社会問題となる以前の、まさにイケイケでアメリカ車が我が世の春を謳歌していた時代のクルマたち。少し狭いスペースに多くを詰め込み過ぎた感もあり、また展示エリア全体が少し華やかさに欠けていたのが残念だったが、本格的な博物館に引けを取らない展示場だった。

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