非公認・第1回なんちゃってセレブ「後席オブ・ザ・イヤー」を発表します
カーライフエッセイスト吉田由美の「なんちゃってセレブなカーライフR」。今回は、非公認・第1回なんちゃってセレブ「後席オブ・ザ・イヤー」を発表します。後席の乗り心地に絞って評価するこの後席オブ・ザ・イヤーに見事輝いたのは……?
今年の1台は「フリード」に決定
2024年12月5日、「2024-2025 日本カー・オブ・ザ・イヤー」が決定いたしました! 発表が終わると、一気に年末感があるわね〜。今回45回目を迎えた歴史ある自動車関連の賞だけど今年はなかなか難しく、最後までどのクルマが選ばれるかわからない展開だったわ~。そんななか、わたくしを含めた選考委員59名による投票で栄冠に輝いたのは……
・2024-2025 日本カー・オブ・ザ・イヤー:ホンダ「フリード」
・インポート・カー・オブ・ザ・イヤー:BMW「MINI クーパー」
・デザイン・オブ・ザ・イヤー:三菱「トライトン」
・テクノロジー・オブ・ザ・イヤー:ホンダ「CR-V e:FCEV」
・審査員会特別賞:マツダ「e-SKYACTIV R-V」
となりました! 関係者のみなさま、おめでとうございます! 私の投票得点や理由は、日本カー・オブ・ザ・イヤーの公式ウェブサイトからご覧くださいませ~。
10ベスト試乗会で後席の乗り心地も確認
毎年投票する前に行われるのが、最終選考に残った10台を試乗する「10ベスト試乗会」。今年も千葉県・袖ヶ浦フォレストレースウェイで開催されたわよ~。みなさんすでにどのクルマも試乗済みだから、意見交換をしながら何人かで一緒に試乗し、投票前の最後の確認をすることが多いわね。ただし、一緒に試乗したからといって、投票はあくまでも個人の判断よ。
今回は、一緒にOKISHU(オキシュー)の活動をしているカーライフ・ジャーナリストのまるも亜希子さんと、モータージャーナリストの橋本洋平さんと参加。もちろん運転もしたけれど、後席にも乗ったから勝手に第1回なんちゃってセレブ「後席オブ・ザ・イヤー」を考えてみたわ~。
トヨタ ランドクルーザー250
試乗した順番に紹介するわ。陸の王者であるトヨタ「ランドクルーザー250」は後席もヒップポイントが高く、見晴らしがいいわね。でも、もう少しベルトラインが高いほうが好み。ディーゼルでも静かね。後席シートはホールド感が少なく、素材もツルツル。着ている洋服との相性もあるかもかもしれないけれどGに弱くて、コーナーごとに体が大きく左右に振られるわね~。うーん、乗り心地は悪くないんだけど……。
スズキ フロンクス
ランクルの後だとかなり狭く感じるわ~。価格は4WDでも273万9000円(消費税込)! インテリアとかは頑張ったわねえ~。後席のサポートもしっかりしてる! ただ後席にアームレストがあるとなお良しだけど、無くてもいいぐらいシートがフィットしてる~! 日本仕様は日本の環境に合わせている点も好感度大。
ヒョンデ アイオニック5N
BEVのアイオニック5の高性能版で、後席広ーい。クッションは堅めだけど、スポーツモデルだから。シートのポジションが低くて安定感あるわ~。包まれ感もあるし、バランスがいいわ~。
三菱 トライトン
街中でピックアップトラックの需要はあまり無いと思うけど、今っぽい無骨なトラック。後席に座ってもトラック感があり、アトラクション的で楽しいけれど。2駆から4駆の切り替えをすると、急にシャキッとした感じになり、そして物凄い安定感。蹴りだしがいいわ~、この緩い感じが。
ミニ クーパー
試乗会に合わせて広報車が導入された5ドアの「ミニ クーパーS」に初試乗。後席は広いとはいえないけれど、見た目よりは広いのよ~。4人フル乗車でも相変わらずのミニ独特なゴーカートフィーリング。後席の乗り心地もなかなかよいわ~。安定しているし。ゴーカートモードに切り替えると「ヒャッホー!」という音がするのも楽しい演出。