クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • CUSTOM
  • 昭和の「街道レーサー」が広島に大集合! 懐かしの時代にタイムスリップする「廣島鈴蘭レーシング チャリティーミーティング」とは
CUSTOM
share:

昭和の「街道レーサー」が広島に大集合! 懐かしの時代にタイムスリップする「廣島鈴蘭レーシング チャリティーミーティング」とは

投稿日:

TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)

  • 街道レーサーといえばやっぱり『シャコタン☆ブギ』!
  • 昭和のクルマは現代カーと違ってそれぞれが個性的で特徴があるのが魅力的なところだ
  • 日産 510型ブルーバードは富山県と北海道から駆けつけたオーナー車だった
  • ハコスカを筆頭にブタ目、ブタケツ、サメブルなどが勢揃い
  • CM内の「ヒューヒュー!」が流行語にもなった 桃の天然水。こういうノリも街道レーサー乗りならではの演出だ
  • 九州からの遠征組。手間のカルソニック スカイラインはよく作られていた
  • 昭和のナンパ師御用達カーだったホンダ 3代目プレリュード。当時は運転席側から助手席側を倒しやすいレバーがポイントといわれた
  • 続々と駐車場に入ってくる昭和のマシン。どのクルマも昭和の改造スタイルを今に残すスタイルが印象的
  • 大きい前置きインタークーラーの装着の日産 510型ブルバード。この仕様から察するに、きっとSR20DETターボを搭載していることだろう
  • ワークスのオーバーフェンダー装着率が高いのが街道レーサー乗りのイベントならではの特徴だ
  • まるで当時の街道レーサープラモデルを再現したかのような仕上がりだ
  • 懐かしのいすゞ 117クーペを発見。フルノーマル車もかなり多く参加していた
  • とってもセンス良く仕上げられた日産 S30型フェアレディZ。さりげなくオーバーフェンダーとハヤシのホイールでカッコよくキメる
  • 独特の音と煙を上げながら登場した2サイクルエンジンのスズキ セルボ。さりげなくSタイヤを履かせている
  • 昭和のクルマは現代カーと違ってそれぞれが個性的で特徴があるのが魅力
  • 幻のケンメリレーシングレプリカも気になるが、それ以上に手前のロスマンズカラーのマツダ サバンナが印象的だ

昭和の時代にタイムスリップ!?

2024年10月13日、広島県世羅郡世羅町にある「グリーンパーク弘楽園」で街道レーサーイベント「廣島鈴蘭レーシング チャリティーミーティング」が開催されました。昭和の改造車を愛するオーナーたちがエントリーし、その台数は400台オーバー、ギャラリーは600人以上。まるでタイムスリップしたかのような空間が広がるイベントは、コアでマニアックな世界が広がっていました。

なつかしのマシンが広島に大集結

昭和の街道レーサー乗りだらけのイベント名は、「廣島鈴蘭レーシング チャリティーミーティング」。昭和の改造車を愛し今も昔もどっぷりハマッているオーナーたちの集会は、当時のノリを保ちつつも、次元を超えたハイレベルなマシンが大集結していたから面白い。

経済的にもゆとりがでてきた大人が愛情を注ぎ、こだわり抜いて製作したクルマの仕上げは当時と違って荒削りな印象はなく、むしろ美しい。装着させたパーツは当時物だが、それらを綺麗に整えてリメイクしている点こそが令和の街道レーサースタイルといえるのかもしれない。そして、ここに集まったオーナーたちのクルマからは、「あの頃やりたかった夢を現代に!」と、そんな熱い想いを感じさせくれる。

会場に続々と押し寄せるマシンは、さまざまな仕様の昭和車だ。車種は1970年代〜1980年代のクルマを中心に、懐かしの日産「ハコスカ」「ヨンメリ」「サニー」、トヨタ「ソアラ」「セリカ」といった旧車が中心。写真を見てもわかるように、すべてのクルマがほぼ改造車。当時スタイルの街道レーサーの姿も数多く、会場はあの頃の懐かしい雰囲気に包まれて、大いに盛り上がった。

収益金の一部は広島県の交通安全への取り組みに

この廣島鈴蘭レーシング チャリティーミーティングの趣旨は、広島県世羅地域の活性化を図ろうと、広く全国の旧車を愛する者たちに呼びかけ、交流を深める場として企画されたものだ。もう一方で、飲酒運転撲滅を含め、交通安全普及に向けたチャリティー活動としての目的もある。そのため、収益金の一部は広島県の交通安全への取り組みに役立ててもらうべく、寄付という形で収められた。

今回が第3回目となるミーティングには、数多くの遠征組も参加。山陽・山陰地域はもちろん、九州、北陸、近畿、東海、関東、北海道など、全国各地から旧車好きの仲間たちが集結。このイベントの人気ぶりがうかがえた。

すべて表示
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
著者一覧 >

 

 

 

 

 

 

 

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

 

 

 

 

人気記事ランキング

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

AMW SPECIAL CONTENTS