フルエアロ・シャコタン・深リムにこだわったS14シルビア
FENDERIST(フェンダリスト)とはその名の通り、フェンダーにフォーカスしたカスタムカーショー。2024年は7月20日~21日に愛知県のポートメッセなごやで開催されました。今回はその会場から、ワイドフェンダー化してフルエアロをまとった日産S14型「シルビア K’s」のオーナーに話を聞いてみました。
オーナーにとって「2代目」のシルビア
自身にとって「2代目」となる、1997年式日産S14型「シルビア K’s」でFENDERISTにエントリーしていた早川和麿さん。2“台”目ではなく2“代”目としたのは、早川さんはもともと別のボディのシルビアを所有していたのだが、錆がひどくなったため箱替えを決意し、現在のボディにパーツを移植したから。その後、しばらくクルマに対する熱が冷めた時期があり6年ほど車検を取らなかったそうだが、2023年にあることがキッカケで、再び車検を取得したのだという。
「廃番になっていたチャージスピードのエアロが欲しかったんですけど、なかなか出てこなくて10数年探していたんですよ。それが去年、新品のフルが出てきて。それを買って、車検取って復活しました」
ワイドボディで足は車高調
もともとはオレンジ色だったボディカラーをシャンパンメタリックに変更し、チャージスピードのエアロを装着。フロント・BNスポーツ/リア・チャージスピードのオーバーフェンダーはもともとボディに装着されていたものだが、リアに関してはアーチを30mm上げて、55mmワイドだったものをFRPとパテで成形し80mmワイドに変更。ノーマルのインナーフェンダーはカットしているという。
「車高が下がってもリムがフェンダー内に潜るようにセッティングしてます。足はGKTECHのフルアームで326powerのチャクリキダンパーを入れて、フロント18kg/リア14kgです。まだまだ下がるんですけどね。昔これより7cmくらい低い時でも自走でした。“エアサス?”って聞かれて、“いや車高調だよ”って言いたいがため、みたいな感じはありますよね。フルエアロ・シャコタン・深リムでドリフトの大会にも出られて、こういう置きイベにも出られるようなクルマを作りたかったんで」