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20代現役デザイナーが選んだ「アルフェッタGT1.8」は伊藤忠モノ! 4〜5年探してやっとの思いで購入したアルファ ロメオとは

アルファ ロメオ アルフェッタGT1.8:71回 SHCC大磯ミーティングで行われるアルフェッタGT50周年ミーティングを先輩オーナーから知り、参加した

ジウジアーロが大好きな現役デザイナーが乗るのは…

2024年11月24日に神奈川県の大磯ロングビーチで開催された「71回 SHCC(湘南ヒストリックカークラブ)大磯ミーティング」。1976年式のアルファ ロメオ「アルフェッタGT1.8」で参加したNTさんは、小さい頃からジョルジェット・ジウジアーロのデザインが大好きで、自身も美術大学でデザインを学び、現在はプロダクトデザインの仕事に就いている28歳のデザイナーです。そんなNTさんの愛車を紹介します。

4〜5年かけて念願のアルフェッタGT1.8を購入

アルファ ロメオ「アルフェッタGT1.8」の他にもう1台の愛車も、ジョルジェット・ジウジアーロによるデザインのいすゞ「ピアッツァ」に乗っているNTさん。ピアッツァは19歳から乗っていて、通勤にも使っている。

NTさんは免許取得後の約10年の間にアルファ ロメオにも興味を持ち、「75」にも少しの期間だけ乗っていた。しかしキャブ車でガソリンを燃やしながら走りたいなと考えるようになり、ジウジアーロのデザインでファストバック、キャブレターのアルファ ロメオとなると、アルフェッタGTの一択だったという。それからは毎日帰宅すると、ウェブでアルフェッタGTの売り物がないか探していた。

「今日も出てないな……と、4〜5年探しましたね(笑)」

その期間に出会った販売車両は4台で、現在の愛車は最後に見たクルマ。これまで見た中でコンディションが一番良く、購入を決めたと話す。

「本来、日本仕様は運転席の正面が本国と違いスピードメーターが設置されているのですが、このクルマはすでにセンターにタコメーターが設置されていました。それで前のオーナーさんも好き者だったんだな〜ということが分かりました。このクルマに決めて良かったです」

右ハンドル、km表示のスピードメーター、助手席側にある吊り下げ型クーラーの専用加工などから、伊藤忠オートのディーラー車だというのも分かるそうだ。

納車当日にエンジンがかからなくなるトラブル発生

現在の愛車は専門店ではなく中古車販売店で販売されていたが、現車確認したいと電話をしたときは、すでに何人かの見学予約が入っていた。

「幸い朝一番の予約がなかったので、オープン時間に合わせて予約をして無事に購入することができました。2024年の4月末に納車されました。

初めてのキャブ車ということで気を張って乗らなきゃと覚悟はしていたのですが、意外と乗りやすいクルマだなと感じましたね。あ、そうだ! 納車した日にクルマのエンジンがかからなくなりました(笑)」

エンジンがかからなくなったのはフルトラのパンクが原因だったというが、NTさん自身でポイント式に戻して、点火系は現在バッチリだそうだ。

「機械のことは専門分野ではありませんが、実際にバラして原因を確認して、また動くようにするのは楽しいです」

SNSで知り合った仲間たちとの交流を楽しむ

ピアッツァと同様にSNSなどで知り合った長年乗っているオーナーたちとの交友は、クルマ趣味の楽しみのひとつだという。先輩たちの経験談や作業話もとても面白いし、今回のイベントもそうした先輩からの誘いで参加したという。

「快適なものよりも多少手がかかっても楽しいクルマがいいですよね」

と笑顔のNTさん。アルフェッタGT1.8との関係をこれからさらに深く楽しんでいくことだろう。

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

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