キレイなウインドウは安全運転につながる
2024年も間もなく終わります。1年間、そして今年の夏の酷暑を耐え抜いてきた愛車の「大掃除」の時期です。そこで年末の洗車時にぜひやっておきたい、ウインドウの徹底クリーニングについて紹介します。
ウインドウは外側も内側もきれいにする必要がある
フロントウインドウを通しての視界は安全運転の基本。ウインドウが汚れている、ワイパーを使うと視界がギラギラする……では、視界の汚れ、ギラつきが気になり安全運転どころじゃなくなってしまう。汚れたままのウインドウでワイパーを作動させれば、ワイパーブレードが汚れや砂などを引きずり、ガラスをキズつけ、ワイパーゴムを傷めてしまいかねないから怖いのである。しかし、シャンプー洗車だけではギラギラ視界を完全に解消することはできない。
また、ウインドウの外側をキレイにしても、なんだか視界が曇っている、まだらに見える、なんていうこともあるだろう。それはウインドウ内側の汚れが原因だ。ウインドウは外側だけでなく、内側もきれいにしておく必要があるのである。
まず、年末の徹底ウインドウクリーニングで用意するのは、洗車用品、新品またはきれいなマイクロファイバークロス数枚、クルマ用ガラスクリーナー、油膜取りクリーナー、ガラス用ウォータースポット除去剤、水の入ったスプレーボトル、精製水(?)など。
まずは油膜を落とす
最初の作業は、ウインドウにホースの水、またはスプレーボトルの水をかけることから。どうだろう。水がベターッと水膜のように流れず、ところどころ弾いているはずだ。それが雨の日にワイパーを使った時のギラギラ視界の油膜の原因となる油分の付着である。それを除去するためには、古くから洗車のプロや筆者も使っている油膜取りクリーナー、例えば「キイロビン」を使う。
ウインドウを洗ったあと、水気を拭き取り、クリーナーを付属の水を含ませたスポンジを使って塗布。塗っていくうちに液を弾かなくなり、白い塗布面だけになったら、洗い流し(きれいなスポンジやマイクロファイバークロスを併用したい)作業完了。これでガラスがクリアになり、ワイパーを使った時のギラギラ視界も解消されているはずだ(ウインドウの軽度な油膜汚れの場合)。