クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • CAR
  • カー・オブ・ザ・イヤーのリベンジ!? マツダ「CX-80」が「オートカラーアウォード2024」を受賞…メルティングカッパーメタリックが生まれた過程とは
CAR
share:

カー・オブ・ザ・イヤーのリベンジ!? マツダ「CX-80」が「オートカラーアウォード2024」を受賞…メルティングカッパーメタリックが生まれた過程とは

投稿日:

TEXT: 吉田由美(YOSHIDA Yumi)  PHOTO: 吉田由美(YOSHIDA Yumi)

  • 2024年12月13日〜14日に東京国際交流館プラザ平成で開催されたオートカラーアウォード2024
  • オートカラーアウォード2024にノミネートしたスバル レヴォーグ レイバック
  • オートカラーアウォード2024にノミネートした三菱 トライトン
  • オートカラーアウォード2024で特別賞を受賞したスズキ スイフト
  • オートカラーアウォード2024でグランプリを受賞したマツダ CX-80
  • 化学塗料メーカーBASF(ビーエーエスエフ)が毎年行う自動車カラートレンド予測
  • 日本流行色協会(JAFCA)が選んだ2025年の色は、青みがかった緑の「ホライゾングリーン」
  • オートカラーアウォード2024でグランプリを受賞したマツダ CX-80
  • 化学塗料メーカーBASFが毎年行う自動車カラートレンド予測で、各拠点が提案したカラー
  • マツダのデザイン本部 プロダクションデザインスタジオ カラー&トリムデザインGrの渡邉瑞希さんとデザイン本部 デザインモデリングスタジオ ハードモデルGrの堤 遥加さんと筆者

優れたモビリティのカラーデザインを顕彰する「オートカラーアウォード」

カーライフエッセイスト吉田由美の「なんちゃってセレブなカーライフR」。今回は、2024年12月13日〜14日に東京国際交流館プラザ平成で開催された、優れたモビリティのカラーデザインを顕彰する「オートカラーアウォード2024」に行ってきたわよ。見事グランプリを受賞したのは……?

今回で26回目の歴史ある「アウォード」

わたくし、色の話が大好き! 先日、「オートカラーアウォード2024」に行ってきましたの~! 2024年の顔となるクルマは「日本カー・オブ・ザ・イヤー」で、決定したけれど、「オートカラーアウォード」はCMFG(カラー、マテリアル、フィニッシュ、グラフィック)や外内装、インテリアの素材、質感など、デザインの美しさやトレンドにこだって今年の一番のクルマを選ぶもの。

「アワード」ではなく「アウォード」と表記しているあたりにも、こだわりが感じられるわ。じつはこちらのイベントのことを全然知らなかったけど、2023年にたまたま何かの試乗会中にオートカラーアウォードの存在を知ったの。

2024年はモータージャーナリストの河口まなぶさんの告知でイベントの開催を知り、取材が実現。ちなみにオートカラーアウォードは今年26回目とかなり長い間開催されているのです。知らなかった~!

見事グランプリに輝いたのはマツダ CX-80

グランプリに輝いたのは、日本カー・オブ・ザ・イヤーでは2位だったマツダ「CX-80」。CX-80のプレゼンテーションは、カラー&トリムのデザイナーの渡邉瑞希さまと同社のペインターの堤 遥加さまによって行われたわ。

「金属の中でも上品な銅をモチーフにすることで、私たちの暮らしを華やかに彩る豊かな色を作ろうと考えました。きめ細かい手洗い加工のようなイメージです。柔らかい光の移ろいがモダンでエレガントな印象を作り、マツダらしい色でありながらCX-80の造形が合わさることで、華やかで溶けるような美しい色が表現できると考えました」

と、渡邉瑞希さま。

そしてペインターの堤さま。ちなみにペインターとは、新しい色を調合して作り出すことを仕事としていて、ほかのメーカーではそうしたポジションは無いことが多いそう。わたくしも初めて知ったわ~(驚)。マツダでも2名しかいないそうで、デザインに並々ならぬこだわりを見せるマツダならではかもしれないわね。

「豊かさや華やかさを感じられるよう、モデラーと共創して銅板を叩いてオブジェを制作しました。柔らかな輝き、銅特有の陰影、素材が持つ華やかで上品な赤みの3つをポイントに置きました。そこで辿り着いたのが、メルティングカッパーメタリックです。

金属の緻密さと拡散された柔らかな輝きを表現し、黒く落ちすぎない陰影へのこだわりがあります。銅の素材そのものが持つ華やかな赤みを、マツダらしい上品でスタイリッシュな色層とサイドのバランスを追求しました」

インテリアに関しては、

「インテリアデザインの特徴は、大胆な骨格表現です。デザインテーマは“Graceful Toughness(グレイスフル・タフネス)”。黒で空間全体を引き締め、力強さを際立たせるため光沢による調和を追求しました。しかし、力強いだけではエレガントではありません。

モデリングスタジオで金属をいくつか削り、エレガントに見える金属表現を検証しました。シートやインストルメントパネルに繊細なウォーム系のアクセントを施し、内外装の統一感を出しました」

と、渡邉瑞希さま。グランプリの選出は、審査員はほぼ全員一致だったそう。

12

 

 

 

 

 

 

 

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

 

 

 

 

人気記事ランキング

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

AMW SPECIAL CONTENTS