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流麗なメルセデス・ベンツ「CLA シューティングブレーク」は実用性も死角なし! 粋を知る人に乗ってほしいクルマでした【AMWリレーインプレ】

流麗なメルセデス・ベンツ「CLA シューティングブレーク」は実用性も死角なし! 粋を知る人に乗ってほしいクルマでした【AMWリレーインプレ】

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TEXT: AMW 竹内耕太(TAKEUCHI Kota)  PHOTO: AMW 竹内耕太(TAKEUCHI Kota)

  • メルセデス・ベンツ CLA 200 d シューティングブレーク:スターパターンフロントグリルが節度のある高級感を演出
  • メルセデス・ベンツ CLA 200 d シューティングブレーク:2023年9月のフェイスリフトでヘッドライトはさらにシャープなデザインに
  • メルセデス・ベンツ CLA 200 d シューティングブレーク:Aピラーからルーフを経てリアまで伸びる流麗なデザインがアイデンティティ
  • メルセデス・ベンツ CLA 200 d シューティングブレーク:試乗車はAMGラインパッケージ装着でタイヤサイズが225/40R19
  • メルセデス・ベンツ CLA 200 d シューティングブレーク:LEDリアコンビネーションランプのデザインも変更されている
  • メルセデス・ベンツ CLA 200 d シューティングブレーク:リアの大きなスリーポインテッドスターはハッチゲートのオープナーを兼ねる
  • メルセデス・ベンツ CLA 200 d シューティングブレーク:アンダーフロアからリアディフューザーに至るまで空力を考慮したデザイン
  • メルセデス・ベンツ CLA 200 d シューティングブレーク:2Lの直4ディーゼルターボは最高出力150ps、最大トルク320Nm
  • メルセデス・ベンツ CLA 200 d シューティングブレーク:AMGラインパッケージでホールド性の高いシートを装着
  • メルセデス・ベンツ CLA 200 d シューティングブレーク:インテリアカラーはレッドペッパー/ブラック(本革)
  • メルセデス・ベンツ CLA 200 d シューティングブレーク:電動シートのスイッチはドアに配置
  • メルセデス・ベンツ CLA 200 d シューティングブレーク:ドアグリップはデザイン性だけでなく使い心地も良好
  • メルセデス・ベンツ CLA 200 d シューティングブレーク:エンジンスタートボタンはステアリング左側に配置
  • メルセデス・ベンツ CLA 200 d シューティングブレーク:ステアリング右側にはライト類のスイッチ
  • メルセデス・ベンツ CLA 200 d シューティングブレーク:ステアリング右のツインスポークにはインフォテインメント操作スイッチとACC関係のスイッチ
  • メルセデス・ベンツ CLA 200 d シューティングブレーク:ステアリング左のツインスポークにはインフォテインメント操作スイッチとオーディオ関連のスイッチ
  • メルセデス・ベンツ CLA 200 d シューティングブレーク:ペダルの左にはフットレストも備わる
  • メルセデス・ベンツ CLA 200 d シューティングブレーク:デジタルメータークラスターは表示内容を変更可能
  • メルセデス・ベンツ CLA 200 d シューティングブレーク:デジタルメーターだけでなくヘッドアップディスプレイのデザインもアレンジできる
  • メルセデス・ベンツ CLA 200 d シューティングブレーク:対話型インフォテインメントシステム「MBUX」の最新バージョンを搭載
  • メルセデス・ベンツ CLA 200 d シューティングブレーク:ダイナミックセレクトで走行モードを切り替えられる
  • メルセデス・ベンツ CLA 200 d シューティングブレーク:ダイナミックセレクトは各項目を細かく設定可能
  • メルセデス・ベンツ CLA 200 d シューティングブレーク:アンビエントライトなど車内の演出もアレンジできる
  • メルセデス・ベンツ CLA 200 d シューティングブレーク:ジェットエンジンをイメージさせるエアコン吹き出し口
  • メルセデス・ベンツ CLA 200 d シューティングブレーク:空調関連は物理スイッチとなっている
  • メルセデス・ベンツ CLA 200 d シューティングブレーク:ドリンクホルダーの前方には非接触型スマホ充電とUSB端子が備わる
  • メルセデス・ベンツ CLA 200 d シューティングブレーク:ダイナミックセレクトのスイッチがセンターコンソールに配置される
  • メルセデス・ベンツ CLA 200 d シューティングブレーク:シンプルさと上質感を兼ね備えたダッシュのデザイン
  • メルセデス・ベンツ CLA 200 d シューティングブレーク:Burmester 3Dサラウンド サウンドシステムを装備
  • メルセデス・ベンツ CLA 200 d シューティングブレーク:後席の空間にも余裕がある
  • メルセデス・ベンツ CLA 200 d シューティングブレーク:後席のエアコン吹き出し口
  • メルセデス・ベンツ CLA 200 d シューティングブレーク:ラゲッジルームは505L確保
  • メルセデス・ベンツ CLA 200 d シューティングブレーク:リアシートは4:2:4分割可倒式。中央だけ倒して長尺物を積むことも可能
  • メルセデス・ベンツ CLA 200 d シューティングブレーク:リアシートは4:2:4分割可倒式
  • メルセデス・ベンツ CLA 200 d シューティングブレーク:リアシートは4:2:4分割可倒式
  • メルセデス・ベンツ CLA 200 d シューティングブレーク:リアシートを全て倒せばラゲッジ容量は1370Lまで拡大する
  • メルセデス・ベンツ CLA 200 d シューティングブレーク:インテリアカラーはレッドペッパー/ブラック(本革)
  • メルセデス・ベンツ CLA 200 d シューティングブレーク:ボディカラーはデジタルホワイト(メタリック)
  • メルセデス・ベンツ CLA 200 d シューティングブレーク:ボディサイズは全長4685mm×全幅1830mm×全高1435mm
  • メルセデス・ベンツ CLA 200 d シューティングブレーク:AMGラインパッケージを装着してスポーティな表情に

コンパクトなのに「心のゆとり」をもたらしてくれるクルマ

AMW編集部員がリレー形式で1台のクルマを試乗する「AMWリレーインプレ」。今回のお題はメルセデス・ベンツ「CLA シューティングブレーク」です。4ドアクーペの「CLA」から派生したシューティングブレークとは、単なる「ステーションワゴン」とどう違うのか? 古風なVW「カルマンギア」を愛用している、クーペ主義者のAMW竹内が乗って試してみました。

「シューティングブレーク」と「ステーションワゴン」の違いって?

SUV全盛の時代ではあるが、欧州車、とくにドイツメーカーでは今なお多くのステーションワゴンをラインナップしている。長距離を高速で移動するシーンが多いという条件ならば、荷物をそれなりに多く積み込めるクルマとして、ステーションワゴンの方が重心が低くて運動性能も高く、軽さの面でも空気抵抗の面でも経済的であることは、今さら説明するまでもないだろう。

メルセデス・ベンツが現在日本で販売しているステーションワゴンは5種類。「Eクラス ステーションワゴン/オールテレイン」、「Cクラス ステーションワゴン/オールテレイン」、そしてその中ではエントリーモデルに位置づけられる、「CLA シューティングブレーク」である。

なぜCLAだけ名前がシューティングブレークなのか? じつはメルセデスではそれに先立って、2012年~2018年に先代(2代目)「CLS」にシューティングブレークが設定されていた(現行型では消滅)。その後で2013年に初代CLAがデビューして、2015年にCLA シューティングブレークが追加され、こちらは2019年に2代目へとフルモデルチェンジしても継続しているという流れだ。

CLAとCLSはともに「4ドアクーペ」。もともとシューティングブレークといえばクーペボディの後半部をワゴン形状に架装したもの、との前提があったうえで、「セダン:ステーションワゴン」という関係を、「クーペ:シューティングブレーク」に置き換えて再解釈したわけだ。

フォルクスワーゲンの4ドアクーペ「アルテオン」にもシューティングブレークがかつてラインナップされていたり、クーペライクなスタイリングが売りであるジャガーの4ドアセダン「XF」のワゴンボディが「スポーツブレイク」を名乗っているのも、同様の理由だ。

流麗なデザインとそこから派生するライフスタイルが肝

では、「4ドアクーペ」は「セダン」と何が違うのか? クーペ的な流麗なデザインをまとっていること、というのが、ひとまず教科書的な回答だが、重要なのは「クーペ」というコンセプトそのものにある。実用性のみを追求するなら他のボディ形状でいくらでも選択肢があるわけで、クーペに求められるのは「粋」とか「伊達」、あるいは「カッコよさ/美しさ」といったものを優先するオーナーの価値観、ライフスタイルを実現すること。「自由」と言い換えてもいいだろう。

そんな4ドアクーペにワゴン状のリアボディを与えて、後席の快適性とラゲッジスペースをプラスしたのがシューティングブレーク。スタイリングやドライバーの気持ちよさをスポイルすることなく実用性も両立するものであり、最初から空間効率を優先して設計されたステーションワゴンと比較して引き算で評価するのは野暮というもの。別個のカテゴリーとしてプレーンな視点から向き合ってみたい。

パッケージングの実用性に死角なし

あらためて今回のメルセデス・ベンツ「CLA 200 d シューティングブレーク」を見てみると、とくに現行型ではリアまわりのデザインがさらにグラマラスかつシャープになり、シューティングブレークならではのスタイリングが洗練されている。フロントまわりは2023年9月のフェイスリフトを受けて、スターパターンフロントグリルが節度のある高級感を演出するとともに、AMGラインパッケージの装着によってバンパーがスポーティな表情を増した、メルセデスの最新デザインとなっている。

見た目の存在感とは裏腹に、ボディサイズは全長4685mm×全幅1830mm×全高1435mmで、最小回転半径は5.1mm(4MATICモデルは5.4m)。日本の都市部でもまったくストレスを感じないコンパクトさだ。

それでいてラゲッジルームは505L確保されていて、4:2:4分割可倒式のリアシートを全て倒せば1370Lまで拡大する。リアシートも身長173cmの筆者が座っても頭上に圧迫感はなく、足元も十分なスペースが確保される。

上記でさんざん書いておいて恐縮だが、パッケージングにおいて何のストレスもない。日常的にリアシートまでフル乗車したり、大きな荷物を積むような人は、事前にディーラーへメジャーを持っていって確認するのがベターだろう。

唯一気になったのは、フロントの車高の低さ。標準で最低地上高135mmで、お借りした「AMGラインパッケージ」装着車では120mmとスポーツカー並みの数字だ。店舗への出入りや駐車シーンでは多少気を使う必要があるし、凸凹の激しいキャンプ場には行かないほうがいいだろうが、シューティングブレークというこのクルマの性格を踏まえれば受け入れられる範囲だ。

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