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22歳大学生、通学車にBMW「6シリーズ」を選んだ理由は?「いろいろ試してみたくて、ホイールは3年で4回も交換しました」

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TEXT: 長尾 循(NAGAO Jun)  PHOTO: 神村 聖(KAMIMURA Satoshi)

  • BMW 650i:19歳の時にフルノーマルの状態で手に入れた
  • BMW 650i:「海外ウケしそう」との理由から、内外装はちょっとワルめの黒系で統一
  • BMW 650i:フロントマスクはM6の顔にカスタムしている
  • BMW 650i:自分好みにいろいろ試してみたくて、ホイールは3年で4回も交換したという
  • BMW 650i:エンブレムなどもブラックでコーディネート
  • BMW 650i:テールランプもブラックのイメージとしている
  • BMW 650i:普段は街乗りや通学などに活躍しているという
  • 2009年式BMW 650i LCIのオーナー“マツコウ”さんは3年前、19歳の時にこのクルマを購入

V8エンジン搭載のBMW 650iを乗りこなす大学生

BMW専門誌『BMW LIFE』が主催する初のオーナーズミーティング「BMW LIFE owner’s meeting」が、2024年10月27日に富士スピードウェイで開催されました。これはさまざまな自動車雑誌を送り出している交通タイムス社が主催する一大イベント「AUTO MESSE REAL」のコンテンツのひとつ。ミーティング会場となったP7駐車場には、全国から100台近い新旧BMWが集まりました。今回は、2009年式「650i LCI」で参加した22歳の大学生オーナーに話を聞いてみました。

免許取得後に生まれて初めて買ったクルマ

「若者のクルマ離れ」なんてことが言われてから久しいが、そもそも日本全体が少子高齢化なので、クルマに限らずさまざまな趣味世界に新規参入してくる若者の総数が減少がしているのは、ある意味自然なことかと。

で、此度の「BMW LIFE owner’s meeting」。このようなイベント会場には若者がいないのかといえば、決してそんなことはない。こちらでお話を伺ったイベント参加者、“マツコウ”さんは御歳22歳の大学生にしてBMW「650i LCI」のオーナーという強者だ。

2003年にデビューした2代目「6シリーズ」はコードネーム「E63」として知られ、2011年まで生産された。“マツコウ”さんの愛車は2009年式で、BMWが「LCI(Life Cycle Impulse)」と呼ぶマイナーチェンジ後の後期モデルだ。

「じつは免許取得後に生まれて初めて買ったのがこのクルマです。買ったのは2021年。19歳の時にフルノーマルの状態で手に入れました」

学業のかたわらアルバイトにも精を出す日々

20年近く前のクルマ、しかも走行距離は14万kmとそれなりにオドメーターを刻んだ個体だったそうだ。よりによって(失礼)なぜこのような手強いクルマを?

「もともとBMW一択でした。あまり人が乗っていないということ、そしてパワフルなV8エンジンという点も、この650iの魅力でした」

と“マツコウ”さん。他車では得られない個性がお気に入りだという。そして「海外ウケしそう」との理由から、内外装はちょっとワルめの黒系で統一。普段は街乗りや通学などに活躍しているという“マツコウ”さんの650iである。

「自分好みにいろいろ試してみたくて、ホイールは3年で4回も交換しました。フロントマスクはM6の顔にカスタムしています」

そんな“マツコウ”さん、決して安いとはいえない愛車の維持費捻出のために学業のかたわら、アルバイトにも精を出す日々という。「若者のクルマ離れ」なんて、誰が言った?

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

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  • 長尾 循(NAGAO Jun)
  • 長尾 循(NAGAO Jun)
  • 1962年生まれ。デザイン専門学校を卒業後、エディトリアル・デザイナーとしてバブル景気前夜の雑誌業界に潜り込む。その後クルマの模型専門誌、自動車趣味誌の編集長を経て2022年に定年退職。現在はフリーランスの編集者&ライター、さらには趣味が高じて模型誌の作例制作なども手掛ける。かつて所有していたクラシック・ミニや二輪は全て手放したが、1985年に個人売買で手に入れた中古のケーターハム・スーパーセブンだけは、40年近く経った今でも乗り続けている。
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