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じつはクルマのシートは相当汚れている! 本革やファブリックなど生地別にわかりやすくクリーニング方法を伝授します

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)

レザーシートは専用クリーナーを使う

汚れが気になるレザーシートの場合は、掃除機掛け後、レザーシート専用のクリーナーを使う。その際、使う布はネル布などごく柔らかいものを使うのが鉄則。ゴワゴワした布で拭くと、かえってレザーを傷めてしまう可能性大だから要注意。そしてレザーに潤いを与えたいのだが、筆者は自動車メーカー純正のレザークリーナーとレザートリートメントを併用。

新車時のレザーシートならではの高級感ある風合い、質感、品質を保つために、ぜひ2段階のケアを行いたい。ここで注意したいのは、クルマのレザーシート用以外の処理後、オリジナルのレザーの風合いとは違う光沢が出てしまったり、ツルツル滑りやすくなるレザーケア用品を使うこと。

滑りやすくなるレザーケア用品を使ってしまうと、シートのホールド性が失われ、危険でもある。これはレザーステアリングも同じ。ステアリングを握った時、手がツルツル滑ったらかなり危ない! よって、できる限り自動車メーカーの純正レザーケア用品を使うのが好ましい(※純正品以外でも、適したケア用品はある)。

シートとサイドシルの隙間もチェック

ちなみにシート本体ではないものの、シートとサイドシルの隙間、シートの下もけっこう汚れているはず。乗降時に持ち込んだ小石や泥、食べこぼし、ホコリなどが入り込んでいる。掃除機のノズルの一番細いパーツを使い、ここもしっかりと掃除機がけをしておこう。筆者の家の掃除機は、付属のもっとも細いノズルでもシートとサイドシルの隙間に入らないため、セイワのIMP301「ハンディマルチブロー&掃除機」を使っている。

掃除機として使用できるクリーナーユニットのほか、ブロー時に使用できるマルチユースノズル、掃き掃除用のブローブラシノズルなど7種類のノズルが付属していて、かなり細いノズルもセットされているので重宝している。ノズルを反対方向に装着する強力なブロー機能を使えばシートの隙間に詰まったホコリも吹き飛ばしてくれるから(要マスク着用)二刀流に便利である。

そうそう、ファブリックシートの掃除方法として、布団叩きのようなものでシートをバンバン叩いてシート内部のホコリ、汚れを浮きあがらせる掃除方法もあるのだが、宙に舞うホコリによる健康被害の心配があるので、やめたほうが無難だ。

最後に、プロに頼む時のシートクリーニング料金だが、keeperの場合、1席6060円(消費税込)とのこと。素人ではどうしても落とせないシミなどがあるなら、プロに頼むのも一考だろう。年末に予約が取れるかは別として……。

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