ヨダレは掃除用ウエットシートで簡単にきれいになる
レザーシートの場合は、掃除機掛け後、レザーシート専用のクリーナーで汚れを落とす。ただし、レザーシートクリーナーの中には、光沢を出すための成分が入っていて、ツルツル滑りやすくなるものもあるから要注意。筆者の愛車もパンチングレザーシートだが、自動車メーカー純正のレザーシートクリーナー&トリートメントを使っている。これなら妙な艶がでないし、滑りやすくなることもないから安心だ。
犬によっては外の景色を見るため、ドア内張りに足をかけてドライブを楽しんでいる子もいるはず。当然、ドア内張りやウインドウ内側もヨダレなどの汚れが付着している。ここはクルマ用のルームクリーナーか、アルコール成分なしの掃除用ウエットシートを使えば簡単にきれいになる。
シートまわりのクリーニングを終え、ヨダレ汚れなどを拭き落としたら、最後にシートクリーニング時にフロアに落ちた汚れを掃除機で吸い取ればOKだ。
すでに車内の換気は済んでいるはずで、車内の抜け毛などの汚れもなく、また動物臭もすっきり消えているはずだ。これなら新年、キレイになった清潔臭漂う車内空間でドライブをすることができるし、正月に家族以外の誰かを乗せても抜け毛や動物臭による不快な思いをさせずに済むというわけだ。
車内を抜け毛などで汚さない愛犬の乗せ方とは
最後に紹介したいのは、わが家も実践している、そもそも車内を抜け毛などで汚さない愛犬の乗せ方だ。それは、愛犬を後席用のドッグベッド、ドライブベッド、ペットカートのコットに乗せてドライブすること。例えばフォルクスワーゲンとボルボには、じつは筆者がプロデュースしたフォルクスワーゲンのフラットベッド、ボルボのドッグベッド フルサイズとハーフサイズが、純正アクセサリーとして用意されている。
愛犬家に定評あるホンダの純正ドッグアクセサリー「Honda Dog」シリーズにも、わが家が長年愛用しているペットシートサークルといった、愛犬を安全快適に乗せられる愛犬用アクセサリーがある。また、ペットカートのコットを後席に設置して乗せれば、抜け毛や汚れの防止対策効果はもう抜群と言っていい。
さらにわが家が小型犬のジャックラッセルを乗せる際、ホンダのペットシートサークルなどを装着する前に、後席用の丸洗い可能なシートカバーを敷いているため、シートそのものの汚れなど皆無。もちろん動物臭も最小限になる。
つまり、日頃から車内を汚さない愛犬の乗車方法を行っていれば、愛犬家の年末の(日頃の)車内の大掃除も楽になるということだ。動物臭が染み込みやすいファブリックシートではなく、レザーフリーの合成皮革表皮を使ったシートを選ぶのも手である。