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TRDの試作パーツを組み込んだトヨタ「86」に試乗!「14R-60」を参考に剛性バランスをアップさせた驚きの走りとは?【デモカー試乗】

TRDの試作パーツを組み込んだトヨタ「86」に試乗!「14R-60」を参考に剛性バランスをアップさせた驚きの走りとは?【デモカー試乗】

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TEXT: 加茂 新(KAMO Arata)  PHOTO: 宮越孝政(MIYAKOSHI Takamasa)

CVT仕様のヤリスに対応した機械式LSDが驚きの効果

一方TRDのトヨタ「ヤリス」デモカーは1.5L NAエンジン仕様。ワンメイクレースなどが行われているクルマのベース車両でミッションはCVTとなっている。現在はヤリスカップにCVTクラスがあり、CVT車も参戦可能だが、MT車/CVT車ともにディファレンシャルは純正オープン状態での参加が義務つけられている。

ところがこのヤリスはGRの機械式LSDを装着。これまで難しいと言われてきたCVT車に対応したLSDで、TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジではすでに使われているものだ。LSDが使用できるのはラリーチャレンジだけで、ヤリスカップでは使用不可だが、今回クローズドコースで試乗することができた。

やはりタイトコーナーの立ち上がりでアクセルを大きく踏むとイン側タイヤが空転してしまうのが通常のヤリスだが、LSD装着のTRDヤリスではそれが一切ない。しっかりとフロントタイヤがグイグイと前に引っ張っていってくれる。しかし、減速側も作動しているので、アクセルを離した瞬間にイン側に向きを変えるような大きな挙動変化は起きない。スムーズにコーナリングを楽しむことができるのだ。

現在はレースでは使えないものの、LSD入りCVT車とLSDなしMT車の混走レースでもいいのでは!? と思わせるほどの仕上がりの良さを感じた。

■「デモカー試乗」連載記事一覧はこちら

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  • 加茂 新(KAMO Arata)
  • 加茂 新(KAMO Arata)
  • チューニングライター。1983年生まれ。父が初代VWゴルフ、シトロエンBX、ZXなどを乗り継いでいた影響で16歳で中型バイク(ZRX400)を購入し、大阪芸大時代にAE86を購入。卒業後はチューニング&ドラテク専門誌を15年間製作し(約2年の編集長を含む)、数多くのレースにも参戦。2021年春よりフリーランスとなる。過去には180SX、S15、NA8、SCP10、86前期&後期を所有。現愛車はAE86、GR86、ZC33Sスイフトスポーツ、CBR954RR。
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