車椅子マークへの駐車違反は罰金とレッカーの対象
そこら中に交通標識があふれているというのもドイツの典型的な風景かもしれません。あまりにも多くあると、どこを見てよいのか困ってしまうこともあります。車椅子マークの駐車場は証明書のない車両は絶対に停めないように気を付けたいものです。
日本だと平気で一般車両が駐車していることもありますが、ヨーロッパでは罰金とレッカーの対象となってしまいます。これには私も申し訳なく苦い経験があり、取材で訪れていたオランダのホテル近辺の縦列駐車区間で、夜遅かったこともあり暗闇で車椅子マークの看板があったことに気づかず停めてしまったことがあります。翌朝になったらクルマがレッカー移動されていました。
警察に電話をしたところ、外国人で土地勘がなくて仕方がないと思われたのか、パトカーでホテルまでお迎えにいらしてくださいました。レッカー移動された場所まではかなり遠く、そこまでの足がまずありません。レッカー代は現金で全額徴収されるとのことで、まずはパトカーでATMまで連れていっていただいてからレッカー会社へ。もう10年以上も前のことですが、当時でも3万円前後の痛い出費となりました。
外国でレンタカーを運転する場合には、とくに車椅子マークも十分ご注意くださいね。以前、警察官の方の首に「姉弟」という漢字がタトゥーで入っていて、「お姉さんがいらっしゃるのですか?」と伺ったところ、とても仲の良いお姉さんなのでタトゥーを入れられたと教えてくださいました。これも日本にはなかなかない文化ですよね。