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次に来るカスタムトレンドが分かる「エッセン・モーターショー」2024年度は「レゴ」もデビューし新たなターゲットの開拓に成功!

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TEXT: 山崎元裕(YAMAZAKI Motohiro)  PHOTO: Messe Essen GmbH

  • モータースポーツ関連では、DTMマシンなど人気のカテゴリーのマシンが展示される
  • さまざまなニューモデルや商品を持ち込み、来場者の目を惹きつけていた
  • ホイールやマフラーなどのアフターパーツを手に、さらにさまざまなアイテムを狙う来場者も多い
  • レゴもエッセンショーデビューを飾った

2025年のエッセンは11月28日からを予定

「Pure automotive fever (純粋な自動車熱)」。2024年11月29日から12月8日まで、ドイツのエッセンで開催された「エッセン・モーターショー 2024」の主催者は、今年のショーを振り返り、このような表現でそれを総括しました。

2024年エッセン・モーターショーの出展社は約500社

今回で56回目となる伝統のこのモーターショーを訪れた来場者は約20万人。このエッセンとならぶ知名度を世界で誇る東京オートサロンは、2024年に23万73人と前年比で5万人アップの来場者を迎えているが、こちらの会期はわずかに3日間。来場者数ではほぼ同等ではあるが、エッセンは会期が長い分、ゆっくりと会場を見て回ることができるというメリットがあることが予想される。

ちなみに2024年のエッセン・モーターショーに出展した会社は約500社。彼らもまた会場を盛り上げるために、さまざまなニューモデルや商品を持ち込み、来場者の目を集めていた。

エッセン・モーターショーといえば、日本ではチューニングカーの祭典といった印象が強いが、ここ数年はモータースポーツやクラシックカー関連の展示にも力を入れている。モータースポーツ関連では、DTMマシンなど人気のカテゴリーのマシンが展示されたり、またサーキット走行用のアフターパーツを販売したりするメーカーも目立つ。

自分の愛車でサーキットを走りたいというユーザーならば、このショーに来れば商談が一度で終わってしまうから、便利なことこのうえないのである。さらに会場をじっくりと見学していると、ホイールやマフラーなどのアフターパーツを手に、さらにさまざまなアイテムを狙う来場者も多い。

ここでは商談のみならず、直接さまざまなチューニングやレストアのアイテムを見つけ、それを購入することもできるのだから、面白さはただのモーターショー以上といえるだろう。

クラシックカーは、最近とくにこのエッセン・モーターショーが力を入れているカテゴリーだ。じっさいに大手のチューニングメーカーがその高い技術力を背景にレストア部門を新設。その作品が高価で販売される例は多く、また実際にそれを見る側にとっても、かつて購入することができなかったクラシックカーは、今でも憧れの存在であることが多い。ほとんど新車のレベルに仕上げられたそれぞれのモデルは、まさに宝物であり、それらをじっくりと観賞していると、驚くほどに時間が経過してしまっている事実に気づくこともある。

ヨーロッパ車のトレンドがわかる

2024年のエッセン・モーターショーでは、新たにディッキー・シュピルツェネーガーやイーベイ・モータース、レゴといった3つの有名ブランドもデビューを飾っていた。主催者は次のようにコメント。

「新たな出展者がファンを刺激し、そして新たなターゲット・グループを開拓する。その意味でも、2024年のエッセン・モーターショーは完全な成功であり、また2024年の絶対的なハイライトであった。同ショーの来場者数と会場の雰囲気は、自動車全般、とくに車両のカスタマイズ・オプションへの関心が絶えることがないことを改めて証明したのだ」

東京オートサロン、そしてこちらはディーラーズ・ショーとなるがアメリカのSEMAと並ぶ、ドイツのエッセン・モーターショー。ヨーロッパ車のチューニングやドレスアップに興味がある人ならば、一度は訪れてみたいショーといえるのではないだろうか。ちなみに2025年の会期は、11月28日(プレビューデイ)〜12月7日までとなる。

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