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教えて太田哲也さん! 2024-2025年「日本カー・オブ・ザ・イヤー」10ベストカーはどんな人にオススメ?

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TEXT: 太田哲也(OTA Tetsuya)  PHOTO: 日本カー・オブ・ザ・イヤー

  • 2024-2025年「日本カー・オブ・ザ・イヤー」10ベストカー:スズキ フロンクス
  • 2024-2025年「日本カー・オブ・ザ・イヤー」10ベストカー:トヨタ ランドクルーザー250
  • 2024-2025年「日本カー・オブ・ザ・イヤー」10ベストカー:ホンダ フリード
  • 2024-2025年「日本カー・オブ・ザ・イヤー」10ベストカー:マツダCX-80
  • 2024-2025年「日本カー・オブ・ザ・イヤー」10ベストカー:三菱トライトン
  • 2024-2025年「日本カー・オブ・ザ・イヤー」10ベストカー:レクサスLBX
  • 2024-2025年「日本カー・オブ・ザ・イヤー」10ベストカー:BYDシール
  • 2024-2025年「日本カー・オブ・ザ・イヤー」10ベストカー:ヒョンデ・アイオニック5 N
  • 2024-2025年「日本カー・オブ・ザ・イヤー」10ベストカー:MINI・クーパー
  • 2024-2025年「日本カー・オブ・ザ・イヤー」10ベストカー:ボルボ・EX30
  • 2024-2025年「日本カー・オブ・ザ・イヤー」10ベストカー:スズキ フロンクス
  • 2024-2025年「日本カー・オブ・ザ・イヤー」10ベストカー:トヨタ ランドクルーザー250
  • 2024-2025年「日本カー・オブ・ザ・イヤー」10ベストカー:ホンダ フリード
  • 2024-2025年「日本カー・オブ・ザ・イヤー」10ベストカー:マツダCX-80
  • 2024-2025年「日本カー・オブ・ザ・イヤー」10ベストカー:三菱トライトン
  • 2024-2025年「日本カー・オブ・ザ・イヤー」10ベストカー:レクサスLBX
  • 2024-2025年「日本カー・オブ・ザ・イヤー」10ベストカー:BYDシール
  • 2024-2025年「日本カー・オブ・ザ・イヤー」10ベストカー:ヒョンデ・アイオニック5 N
  • 2024-2025年「日本カー・オブ・ザ・イヤー」10ベストカー:MINI・クーパー
  • 2024-2025年「日本カー・オブ・ザ・イヤー」10ベストカー:ボルボ・EX30
  • 2024-2025年「日本カー・オブ・ザ・イヤー」10ベストカーはどんな人におすすめなのでしょうか

10ベストのクルマそれぞれについて感じたことを

2024-2025年「日本カー・オブ・ザ・イヤー」の決定が12月5日に発表されました。イヤーカーはホンダ「フリード」でしたが、その前段階として行われた「10ベストカー試乗会」での、太田さんが受けた各車の印象を紹介します。

COTY 10ベストカーを短評します

第一次選考会では全31台のノミネート車の中から10台が「10ベストカー」として選出された。この中から最終的な日本カー・オブ・ザ・イヤーが決まるわけだが、選考委員が最後の確認を行う場所として、袖ヶ浦フォレストレースウェイで「10ベストカー試乗会」が開催された。その時に感じた印象を10台すべてお伝えする。カー・オブ・ザ・イヤーの本賞では、ユーザーターゲットが各車まったく違うのに、そのなかから一台を選ぶこととなる。毎年のことながらそれは至難の業なのだ。そこで、「こんな人におススメ」という視点でも10ベストカーを紹介しよう。

スズキ フロンクス:小型SUVの新たなあり方

インド製のグローバルカーで、世界各国で売られている。大量に生産することでコストを下げるという発想だ。日本では逆輸入車として導入されている。昔は海外生産車といえば、たとえばタイ生産の日産「マーチ」など品質が明らかに劣っていたが、この製品は地域の違いを感じさせない。実際に乗ってみて日常で使ってみたが、小型サイズのため市街地で普通に使いやすく、とくにダメなところもなく、コストパフォーマンスの高さが印象的だった。小型SUVとしての便利性に加え、スイッチ操作も分かりやすく、広く多くの人におススメできる。

こんな人にオススメ

都会の路地裏から郊外のショッピングモールまでスイスイ行きたい人に。サイズもコスパも優秀で、気軽に手に取れるちょうど良い感じ、海外生産(インド)に偏見があった人も、この車に乗れば意見が変わるはず。

トヨタ ランドクルーザー250:ラダーフレームで冒険心とノスタルジーを

昔のクルマの雰囲気を今の技術で安心して楽しむクルマ。オフロード性能が高くラダーフレーム車の頑丈さと耐久性が際立つ一方、あたりまえだが舗装路を走る限り、宝の持ち腐れ感もある。現代のクルマと比べてしまうと、その走りや乗り味はあくまでも昔風であり、その辺が分かっていてノスタルジーを愛車に求める人が購入すべきである。

こんな人にオススメ

実際は自宅とスーパーの往復がメインだが、砂漠を走る夢はある、という冒険心とロマンあふれる人に。昔のクルマの雰囲気を味わいつつ、近所のホームセンターの駐車場では一目置かれる。

ホンダ フリード:3列シート、スライドドアの子育て世代の小型ミニバン

3列シートのミニバンの小型版。よくぞこの小さなサイズに3列シートとスライドドアを装備できたと感心する。

こんな人にオススメ

大家族だが大きなミニバンには乗りたくない、そんな家族思いのパパやママに。子育て世代には最適な一台だ。2024-2025年「日本カー・オブ・ザ・イヤー」の受賞車だ。

マツダCX-80:直6ディーゼルエンジンが自慢の種

マツダの日本内最上級モデルで、話題の3.3リッター直6ディーゼルエンジンを搭載。パワーバンドが低回転にあるため、非常に乗りやすい。一方で、PHEVモデルはより高回転型の2.5L4シリンダーエンジンを搭載し、ユニークな選択肢を提供。

こんな人にオススメ

「大家族での快適な移動も、ひとりでの贅沢な時間もどちらも大切にしたい」という人へ。直6ディーゼルエンジンは大排気量ならではの滑らかな走り。「エンジンは直6なんだ」と自慢したくなるかも。内装は上質なリビングにいるような心地よさ。

三菱トライトン:商用車? 趣味車?

ピックアップトラックとしての魅力を持つ1台で、ハイラックスに似たフォルムながら、よりゴツゴツしたデザインが特徴的。商用車としての機能性だけでなく、街乗りにも使える利便性とファッション性が光る。

こんな人にオススメ

オフロードで泥まみれになりつつ、街中ではカフェでカプチーノ、そんな二面性を持つ人に。もしくはサーファーに。但し荷台にサーフボードを置いてファミレスに入ると、盗まれるリスクあり。何らかの対策が必要だ。

レクサスLBX:ブランド力と現実の調和

高級車としてのブランド力を持ちながら、コンパクトで使いやすいモデル。

こんな人にオススメ

何らかの理由で大きなクルマを所有する気はないが、「レクサス」のブランドには魅かれる人へ。

BYDシール:EVスポーツの未来を期待させるスポーツクーペ

「良い意味で驚いた」と言えるのが、このBYDシールである。車体スタイルはスポーツクーペ、後輪駆動モデルは360Nmのトルクが生み出され、「まるでポルシェ」と思わせるライドフィーリング。一充電距離640kmなども魅力。でも個人的には四輪駆動モデルがおススメ。理由は「やっぱり速さは楽しい」から。

こんな人にオススメ

「EVは退屈だ……」と思っているあなたに朗報。スポーツクーペの見た目に加え、ポルシェ的な乗り味(後輪駆動モデルあり)、そして驚きのパワーと航続距離、そして低価格。このパワーをガソリン車で得ようとしたら、価格は2倍、3倍だ。

ヒョンデ・アイオニック5 N:サーキットで光輝くEVスポーツの星

スーパースポーツ級の動力性能を誇るEVで、フロント用モーターが238ps、リア用モーターが412psのスペック。システム最高出力650ps!を実現。

こんな人にオススメ

650psのスペックは公道では過剰気味だけど、実際はよくしつけられていて、普通に乗れるSUV。しかしひとたびサーキットではヒーローになれるスポーツカー。セッティングもよくできていて、作り手の「熱量」が感じられる。

MINI・クーパー:往年のミニと完全決裂した進化系

エンジンの存在感を感じさせないほど徹底した遮音性が特徴で、近未来的な乗り物の方向性を示唆する1台。ガソリンモデルでありながら静粛性が高い。往年のイギリス製のミニとはまったく別物の、よくできた先進のドイツ車。

こんな人にオススメ

「往年のミニのカタチは好きだが、クルマとしては未来志向でありたいと考える人へ。近未来の電動車を予感させる静寂性で、街中を優雅に走りたい人に。

ボルボ・EX30:地球環境配慮をアピールする北欧デザイン

フルエレクトリックSUVで、乗り心地も良い。鍵をロックする必要はなく、全自動的。

こんな人にオススメ

「環境に配慮するやさしい自分でありたいと願う人へ。北欧の洗練されたデザインもポイント。

まとめ:あなたの価値観に合った車が10ベストカーにあったかな?

それぞれのクルマが異なる個性と魅力を持つ2024-2025年の「10ベストカー」。この記事を参考に、自分のライフスタイルに最適な一台を見つけていただければ幸いです。

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  • 太田哲也(OTA Tetsuya)
  • 太田哲也(OTA Tetsuya)
  • 1959年11月6日生まれ。モータージャーナリスト/元プロフェッショナルレーシングドライバー。1986年から当時のトップ・フォーミュラであったF3000やグラチャンに6シーズン出場。マツダのワークスドライバーにも抜擢され、プロトタイプカーのグループCカーによる国内レース出場及び海外テストを担当。ル・マン総合優勝車となるマツダ787Bなどをドライブした経験も持つ。その後GTレースに転向し、イタリアのフェラーリ準ワークスなどから4年連続でル・マン24時間レースにフェラーリF40GTEで出場。同時期に全日本GT選手権などでもフェラーリF40やF355で優勝するなど「日本一のフェラーリ遣い」の異名を取った。50代からは実業家にも転身、チューニング・ブランド「TEZZO」をプロデュース。著書『クラッシュ〜絶望を希望に変える瞬間』『リバース〜クラッシュ2魂の戻る場所』(共に幻冬舎)はベストセラーとなり映画化もされた。2024年度カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
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