デリカD:5のポップアップルーフ仕様車
三菱自動車工業によるアウトドアイベント「スターキャンプ2024 in 朝霧高原」は2024年9月7日~9日にふもとっぱらキャンプ場で開催。例年300組の枠を600組に倍増して、多彩な三菱車がキャンプを楽しんでいました。今回は、ポップアップルーフを備えた2019年式「デリカD:5 D:POP」のオーナーを直撃。ほかにもオリジナルのカスタムが多数見受けられますが、その中身とは?
西尾張三菱自動車販売が提供しているモデル
以前はホンダ「ステップワゴン」のポップアップルーフに乗っていたという、“Capprius”さん。その利便性から次もポップアップルーフ車に乗りたいということで、2019年に三菱デリカD:5に乗り換えたのだという。
デリカD:5にポップアップルーフ? と思った方もいただろうが、Cappriusさんが所有しているのは、西尾張三菱自動車販売が提供している「デリカD:5 D:POP」というモデル。デリカD:5のリブボーンフレームと呼ばれるAからDピラーを囲むように組まれたフレームを損なうことなく、車内からエントリーが可能なポップアップルーフを標準で装備したモデルとなっており、“Capprius”さんはオプションとなるフロントの回転シートも装着している。
「ディーラーさんがこういうポップアップルーフの仕様を造っているというので、メールのやり取りで見積りをいただいて契約して、関東から新幹線に乗って自分で引き取りに行きました」
自分の好みと使い勝手を考えてカスタム
運転が好きでこのデリカD:5で日本全国を回っているという“Capprius”さん。さらに2024年の6月には自身で構造変更申請をして8ナンバー登録をしたのだそうだ。その他にもカスタムを行っているが、そのコンセプトはやはり走りと使い勝手を重視したもののようだ。
「全体的なコンセプトはアウトドア仕様ですけど、運転が好きなんで、それが楽になるようにいろいろと手を加えています。車高はノーマルで、エナペタルのショックを入れて、どうしても後ろ下がりになるんでレベライザーコイルなどを入れています。ホイールのBBSはランエボ10の純正で、オフセットとPCDは全く一緒で幅だけ8.5Jだったんですけど、ぴったりおさまりました。
自転車用のリアキャリアは、市販のものを組み合わせて半分自作で取り付けています。内装は運転席がレカロで、助手席は西尾張三菱自動車販売の回転対座になっています。本当は2脚とも回転シートだったんですけど、運転席だけはレカロにしちゃいました。後はライトガードを自作したり、モールにフィルムを貼ったりしていますね」
自作パーツも装着
この他にも自作のマッドフラップを装着し、マッドフラップと同じ素材で製作した整流板があご下にセットされているが、これは走行安定性を高め吸気温度を下げる効果があるのだという。その吸気に関しては一度カスタムを行ったそうだが、“Capprius”さん好みの運転フィールではなかったそうでノーマルに戻してあるという。
「この間、足まわりを入れたばかりで、ソーラーも付けたりもうひと通りやってしまったので今後は細かいところを直したいかなという感じです」
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