サイトアイコン AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

懐かしの三菱「デリカスターワゴン」はオフロード走行も楽しい! フロントトーションバーはヒュンダイのノックダウン車から流用しています

1995年式三菱 デリカスターワゴンと、オーナーの“sugakiya”さん

オフロード走行ありき、ついでにキャンプも楽しむ

三菱自動車工業によるアウトドアイベント「スターキャンプ2024 in 朝霧高原」は2024年9月7日~9日にふもとっぱらキャンプ場で開催。例年300組の枠を600組に倍増して、多彩な三菱車がキャンプを楽しんでいました。今回は、1986年から2013年までのロングセラーだった2代目「デリカスターワゴン」の1995年式で参加していたオーナーを紹介します。パーツ供給がそろそろ心配ですが、三菱ならではの頼もしい事情があるようです。

オフロードもこなすデリカスターワゴン

以前から三菱「デリカ」は好きだったが仕事の関係などで乗れなかったという“sugakiya”さんが、条件をクリアして1995年式の「デリカスターワゴン」を手に入れたのは6年前のこと。2桁ナンバーのワンオーナー車で、走行距離も10万km手前、ディーラーで予防整備を行ってきたことが分かる記録簿が残っていたクルマだったという。そのクルマを直しつつカスタムを行い、オフロード走行なども楽しんでいるそうだ。

「このクルマを買うときは70系プラドも考えたんですけど、高くて手が出なくて。デリカがちょうど相場が上がり始めだったため、昔から好きだったので購入しました。オフロードも走りますけど、キャブオーバーでオーバーハングが長いので、岩などを乗り越える時にまずアゴが当たっちゃいます。なのでパズルみたいに考えて走るんですけど、そういう意味では面白いですね。

4L(4駆の低速レンジ)に入れて走りたいのでアウトドアに行っています。クラッチを蹴っ飛ばしたりとか。それをやりに河原に行くと、そこで肉を焼いて昼寝をしたくなるのでキャンプもやる、という感じですね」

アジアで人気の高い三菱車ならではのカスタムも

カスタムに関しては2年くらい探して見つけたというZEALの3インチアップのブロック、Ranchoのショック、アンダーガード(グリルガードは元から装着)、IPFフォグ、純正オプションのフォグランプカバー、フロントハブを手動のフリーハブに変更などとなっているが、フロントのトーションバーは国内純正ではないものを装着しているという。

「韓国ヒュンダイのノックダウン車の純正品を使ってます。韓国版はボディバリエーションが多くてスーパーロングとかいろいろあるんですよ。そうするとトーションバーも強いのがあるんですね。なのでそれを引っ張ってきました。他のパーツはネットオークションとか、降りちゃった方のパーツが引き継がれていって最後に乗ってる僕に全部回ってきてる感じですね」

純正パーツは入手が厳しくなっているが……

カスタム、修理、調整とデリカスターワゴンのさまざまな部分に手を入れている“sugakiya”さんだが、やはりクルマを維持するためのパーツ調達には困ることもあるようだ。

「メーカーの純正パーツは、けっこう厳しくなってきました。でもさすが三菱車で、台湾、韓国、中国、香港、フィリピンなどアジア各地で現地生産していたので、ハコ以外は純正が無くなっても、そういう地域のサードパーティー、社外品がいっぱい出ているみたいなんですよ。そういった意味では、カタチだけなら維持できるとは思っています。最終的にエンジンがダメになったら、東南アジアみたいに他車のディーゼルエンジンを見つけてきて載せ替えちゃえばいいのかなって」

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

モバイルバージョンを終了