三菱ジープで楽しむアメリカンカスタム
2024年9月14日~15日に山梨県のスタックランドファームオフロードコースで毎年恒例の「ジープジャンボリー」が開催されました。「三菱ジープ」を中心に、ウィリス「MB型」から現行のジープ「ラングラー」まで幅広いジープが会場に集まった中から、今回はワイルドにカスタムされたJ55型の三菱ジープのオーナーに話を聞いてみました。
ビキニトップを装着したワイルドカスタム
先にAMWで紹介した堀井秀明さんの1993年式J53型の三菱ジープの隣に並んでいたのは、こちらも負けず劣らずワイルドなカスタムを施されたJ55型だ。聞けば秀明さんの息子の明さんだそうで、三菱ジープのカスタムで有名な堀井商会の代表・秀一郎さんの弟ということになる。
「このクルマは兄がカスタムしたものを譲り受けました。ひと通り手が入っているので、乗りやすいし楽しいですよ」
取材車両はグリルのみブラックペイントされたホワイトのボディにビキニトップを装着した1995年式で、ボディ全体にロールケージが装着されているが、これはジープセンター製の既製品をベースに、必要な箇所にバーを追加したもの。合わせてグリル前にもワンオフで製作したバンパーガード兼グリルガードを装着している。
リフトアップとワイドタイヤの装着で迫力の足まわりに
足まわりはノーマルリーフ、ノーマルシャックルのまま車軸をリーフ下に変更してリフトアップ。これに堀井商会オリジナルのFOXショックを組み合わせている。装着するホイールは、BART WHEELS製の極太スチールホイールで、リム幅はなんと12インチ。これに33×14.0-15サイズのSUPER SWAMPER TSL BOGGERタイヤを組み合わせる。幅広のオフロードタイヤを装着することで、足まわりの迫力は満点だ。
ちなみにこの車両も父・秀明さんのJ53同様、神奈川県で登録するためにNOx対策で2.6LガソリンのG54B型エンジンに載せ替えているそう。ガソリンエンジンのラインナップの中では最もパワフルな2.6Lユニットとすることで、長距離移動も快適だという。
オーディオなどの快適装備も充実! 乗って楽しいカスタムジープ
車内は4点式シートベルトを装着したレカロシートを2脚装着するほか、メーター類は全てオートメーター製に交換されている。またオーディオも充実しており、BOSSのオーディオコントローラーをダッシュに装着し、運転席頭上のロールバーやリアにスピーカーをマウント。さらにシート後部にウーファーを設置。オープンエアのジープでも音楽を楽しむことができるそうだ。
ボンネット上やフロントウインドウ上、さらにグリル内にLEDバーライトを装着しているほか、フロントバンパーやAピラー付け根にもLEDライトを装着している。ちなみにリアに装着されたアンテナ状のパーツもライトなのだとか。純正ライクな三菱ジープとはひと味違う、アメリカンなカスタムとなっているのだ。
>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)