ブガッティが究極のガレージを発表
ブガッティは2024年12月13日、車両展示専門企業「ファーレンゴールド」と提携し、ショーケース型ガレージ「ブガッティ エディション FG-01ガレージ」と、「ブガッティ エディション カーパッド/カーパッドプロ」を発表しました。このガレージの特徴について見ていきます。
特別な車両にふさわしい展示空間を提供
ブガッティの美学を尊重して設計された究極の「ブガッティ エディション FG-01ガレージ」は、車両展示専門企業「ファーレンゴールド」と提携して製作された。博物館を思わせるデザインのガレージは、ブガッティの車両を展示し、保管するために細部まで緻密に設計されている。
洗練されたフレームはブガッティの美学を称えるように設計されており、高度なセキュリティシステム、温度と湿度の調整機能を備えたギャラリーのような環境により、ハイパースポーツカーを保護し、称える。
このガレージ内にはブガッティのエンブレムが刻印され、ブガッティブルーのレザーで覆われた戸棚やコレクション品を展示するスペース、オーナーの特別な車両を反映した特注のプレートなど、洗練されたディテールが施されている。
最新モデルお披露目時にも使用
「ブガッティ エディション カーパッド/カーパッドプロ」は、ブガッティの車両を鑑賞対象として際立たせるための展示台である。ドラマチックな下方照明を提供し、ほかでは見られないほど際立たせるように設計されている。これらの展示台は、「シロン プロフィレ」や「16ミストラル」「トゥールビヨン」ど、最新モデルの発表の場でも実際に使用された。また、2024年に100周年を迎えた「タイプ35」のような伝説的な名車が披露される舞台でも活躍している。
どちらもダイナミックなLED照明を備え、ブガッティのルーツを象徴するフランス国旗があしらわれているが、「カーパッドプロ」は、フレームにシームレスに組み込まれた「EB」のロゴが光る仕様となる。
AMWノミカタ
今回のブガッティはクルマではなく保管用のガレージとフロアマットの展示ツールの発表であった。ブガッティを持つような富裕層はここまでクルマの保管方法に関心が高いのかと正直驚いたが、じつはこれは顧客のニーズなのではなく、ブガッティのブランドとしての顧客へのリクエストなのではないかと感じた。
ブガッティほど芸術的な美しさにこだわっているブランドはない。そんなブガッティが薄暗いガレージの中で他の車と並べられて保管されることは美的観点から、そしてブランドポリシーから耐え難いことなのではないだろうか。個性豊かなブガッティを、その1台1台の個性を反映した特別なガレージに保管して欲しいと考えるのは当然である。だとすれば走る姿も、停まった姿も、そして保管されている姿までこだわるブガッティの意識の高さには敬服せざるを得ない。