カーボンパーツは見た目のインパクトはもちろん軽量化にも貢献
2024年12月7日に千葉県の袖ケ浦海浜公園で「86/BRZクリスマスオフ会」が行われました。「そでがーでん」という地元のイベントとのジョイント開催で、通常の駐車スペースではなく、芝生の広場を会場にトヨタ「86」/スバル「BRZ」が110台がずらりと並びました。そんな会場から今回は、カーボンボンネットを装着したホワイトのGR86を紹介します。
タイミングを逃して買えなかった夢を諦めきれずZN8オーナーに
会場を歩いていて発見したのは、ホワイトボディにカーボンボンネットを装着したトヨタ「GR86」だ。よく見るとその他にもカーボンパーツを多用していて、ブラックのホイールとともに、ボディはホワイトとブラックのツートーンカラーとなっている。オーナーの“あいるー”さんに話を伺ってみた。
「じつは先代ZN6型の頃から気になっていて、当時購入を考えていたんですが、買えないまま新型が出てしまって、タイミングを失ってしまったんです。なので新型には絶対に乗りたいと思っていたんです。じつは自分にとってこれが初のマイカーだったんですが、思い切って買っちゃいました」
こうして、“あいるー”さんは念願叶ってこの2021年式のGR86のオーナーとなったのだ。
ボディはもちろん足まわりまであらゆる部分に手が入る
ホワイトのボディに装着されるトムスのボディキットは、通常ブラックのまま装着するケースが多いが、リップ類はDIYでボディ同色にペイントして装着。その上で、近藤エンジニアリングのカーボンボンネットやカーボンGTウイング、D Speedのカーボンリアトランクなどをチョイスし、カーボン地のまま装着している。これに合わせてルーフはカーボンラッピングを施し、ミラーやドアノブはカーボンカバーを装着。これによって、ボディはホワイトとカーボンのツートーンとなっているのだ。
足まわりはHKSの車高調にスズキ「スイフト」のスプリングを組み合わせたスペシャルで、ブレーキはENDLESSのキットを装着。ホイール&タイヤは、ブレーキにギリギリという17インチのレイズ グラムライツ57CRに255/40R17サイズのナンカンCR-Sの組み合わせだ。
通勤からサーキットまでZN8を満喫する毎日
“あいるー”さんにとって初のマイカーであるにもかかわらず、パーツのチョイスも的確で、非常にまとまりのあるスタイルとなっているが、じつはこれには理由があった。
「結果的にZN6(先代86)を買えなかったんですが、その当時はZN6でやりたい理想のスタイルをずっと妄想してたんです。それを念願叶って購入したZN8(現行GR86)にそのまま落とし込んだだけです。だから失敗することなく、まっすぐ今のスタイルにたどり着くことができたんだと思います」
マフラーは非常に軽量な近藤エンジニアリングのチタンタイプをチョイスし、ECUもリセッティング済み。街乗り時には18インチホイール(グラムライツ57CRスペックD)&街乗りタイヤを用意し履き分けているが、理想通りのスタイルとなったこのGR86で、通勤はもちろん、サーキット走行や近所の買い物まで、オールマイティに楽しんでいるそうだ。
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