ママチャリがパンクするアクシデントに遭遇
ドイツ在住の池ノ内みどりさんは欧州のモータースポーツ取材時にはクルマで移動していますが、休息日など自宅周辺の移動では、ママチャリを使っています。今回は年末に愛用しているママチャリがパンクするアクシデントに遭遇してしまします。そこで会員になっているドイツ版JAF「ADAC」に連絡すると、その場で修理してもらえることになりました。
ママチャリのパンク連発にトホホ
新年あけまして、おめでとうございます! 本年も私のはちゃめちゃな日常にどうぞお付き合いくださいませ。
2024の年末、いつものママチャリで買い物や用事を済ませようと出かけ、自宅から3km程走った頃でしょうか。あれれ、前輪がなんだかおかしいな? と気づき、降りてみると空気が抜けていました。その日の用事の先はあと3km。友人のお宅の前で起きてしまい、空気入れを借りられないか電話をしてみたところ、旅行中との残念なお返事。友人のアパートの前に置かせてもらってバスかトラムで向かうか、いったん自転車を押して自宅へ戻るか考えましたが、来た道を引き返すことにしました。
じつは11月から不運の連続で、パンクをしたのは3回目。それも後輪が2回で今回は前輪でした。オフロードを走っているわけではなく、ごく一般的な自転車道を中心に走っているのですが。わずか2カ月のうち3回のパンクはさすがにがっくりです。
日本では2024年〜2025年の年末年始は最大9連休とのことですが、ドイツは最大16連休のさなか! 私がいつもお世話になっている近所の自転車屋さんも次にお店が開くのは1月7日とあり、それまでママチャリに乗れないのかと、トホホな気分。私の近所の自転車屋さんではパンク修理が25ユーロ(4000円以上)もするので、また痛い出費だなぁと、ため息が出ます。
ドイツ版JAFに連絡すると……
私は市内の交通機関が発達した便利な場所に住んでいるのですが、銀行や郵便局、スーパーマーケットといった生活圏に必要な場所は1~2km離れています。そこをバスやトラムで行くには乗り換えもあって面倒なうえ、ママチャリの方がはるかに早く到着して用事をハシゴしやすいので、私の毎日の足には本当になくてはならない存在なのです。
パンクしたママチャリをいったん家まで連れて帰り、お茶を淹れて休憩しているときに、ADAC(ドイツ自動車連盟)のロードサービスが自転車にも拡大したことを、ふと思い出したのです。もしかすると、クルマのときと同様に出先でパンクした場合に修理工場までレッカー移動してくださるのかもしれませんし、パンクをその場で修理してくださるのかもしれません。
ADACは日本でいうJAFと同じような機関で私も長年会員になっていますが、ロードサービスを利用するのは初めてのことです。ホットラインに電話をしてみると、いつもながら長い待ち時間で、諦めかけた頃に繋がりました。
コールセンターの女性の方に経緯を話し、パンク修理のサービスをされているのかを聞いてみました。するとその例を取り扱いしたことがないのか、
「修理をその場でするのか、自転車修理ができる最寄りの店舗までの搬送になるのかよく分かりませんが、とりあえずロードサービスを向かわせます」
とのこと。すぐにスマートフォンに住所やADACの会員番号などの確認が届き、180分以内に到着予定と表示されました。