2025年春に日本上陸予定の新型BMW 2シリーズ グランクーペ
すでに日本に導入されたBMW新型「1シリーズ」(F70)に続き、2025年春に日本導入を予定しているのが新型「2シリーズ グランクーペ」(F74)です。「1シリーズ セダンの後継車」として2019年に現行型が登場し、かつてのコンパクトな時代の「3シリーズ セダン」を彷彿とさせる実用性と、スポーツ性を兼ね備えています。導入まで待ち遠しいモデルについて解説します。
内外装ともに洗練された最新モデル
BMWは新型「2シリーズ」の4ドア版である「グランクーペ」を2025年3月から市場導入することを発表した。日本には2025年春頃に登場する予定だ。
特徴は、先に導入された「1シリーズ」と同じデザインのキドニーグリルやスリムなヘッドライトを採用するなど、新たな世代のデザインを取り入れていること。新意匠のグリル&ヘッドライトのほかに、フロントまわりでは大きくワイドになったバンパーのエアインテークがスポーティさを強調することで、従来モデルよりも低く路面に吸い付くようなスタイルを生み出している。
長めのボンネットと短いオーバーハングが特徴のサイドビューは、前後ドアを貫く伸びやかなショルダーラインが印象的だ。サイドウインドウグラフィックの後ろに位置するホフマイスターキンクにはエンボス加工された「2」の数字が刻印されている。
リアまわりは形状が一新したテールライトも目を引くが、ハイグロスブラック仕上げのディフューザーにテールパイプを隠したことがポイント。これによりモダンさを強くアピールしている(Mパフォーマンスモデルは除く)。さらにオプションでブラックルーフが選択可能で、全体的に引き締まった印象を強めてくれる。
ドライバー志向のインテリア設計
ボディサイズは全長4546mm×全幅1800mm×全高1435mm(欧州仕様/220グランクーペ)。現行型の全長4535mm×全幅1800mm×全高1430mm(日本仕様/218iグランクーペ)と比較すると全長が11mm延びて全高は5mm高くなっているが、全幅には変更ない。
インテリアは最新OSを搭載したBMWカーブド・ディスプレイを中心としたドライバー優先のデザインを採用する。スポーツタイプのフロントシートは立体的なサイドサポートやシート調整機能によってドライバーの身体をしっかりとホールドし、スポーツ走行でもロングドライブでも姿勢を安定させて疲労を最小限に抑えてくれる。