このまま競技に参加できそうな本格装備をまとったラングラー
2024年9月14日~15日に山梨県のスタックランドファームオフロードコースで毎年恒例の「ジープジャンボリー」が開催されました。「三菱ジープ」を中心に、ウィリス「MB型」から現行のジープ「ラングラー」まで幅広いジープが会場に集まった中から、今回は親子で乗り継いできたTJ型ラングラーを紹介します。
父から譲り受けたTJをカスタマイズ
ジープジャンボリーの会場内を歩いていて発見したのは、ロッククローリング系カスタムが施されたブルーグレーのTJ型「ラングラー」だ。オーナーの福留さんは、これまで三菱「デリカ」や三菱J59型「ジープ」などの四輪駆動車を中心に乗ってきたそう。
じつは父親がジープ乗りで、このTJラングラーももともと父親が乗っていて、今から18年ほど前に父親から譲り受けたそうだ。
「このクルマは父親が新車で買ってずっと乗ってました。じつはその頃、父親に連れられて初期のジープジャンボリーにも参加したのを覚えてます。もちろん当時はまだ子どもだったんですが、父親と楽しかったのがしっかりと記憶に残っていたので、懐かしくって久しぶりにジープジャンボリーに参加してみました」
ヘビーデューティな装備はロッククローラー仕様
大きく逆V字に張り出したスティンガーが備わるフロントバンパーはSmittybilt社製。合わせてSmittybilt製のウインチを搭載している。リアにはRugged Ridge社製の背面タイヤキャリアを装着する。また後述するホイール&タイヤサイズに合わせて前後にオーバーフェンダーを装着している。
そのほかサイドステップもSmittybilt社製をチョイスしているほか、フロントフードヒンジにはリフトアップジャッキを固定するなど、とにかく装備はヘビーデューティ。さらにルーフ上やウインチ前にLEDバーライトを、Aピラー付け根にはIPFのフォグランプを装着。このままで競技に参加できそうな本格的な装備がチョイスされているのだ。
走行距離は親子合計で14万キロ! 今後も大切に乗り続けたい
足まわりは定番の8穴デザインのM/Tホイールをブラックでペイントしたものをチョイス。これに純正よりふた回りほど直径の大きい32×11.5 R15サイズのジオランダーM/Tタイヤを組み合わせている。サスペンションは、32インチタイヤを装着するにあたって最低限となる2インチのリフトアップをしている。
じつは福留さんはもう1台、本格的カスタムを施したスズキ「ジムニー」も所有しているそうで、このジープは、長く乗れて快適に走行できることを主眼に置いているそうだ。
「いろいろカスタムしてきて今の状態はかなり理想のスタイルに近いので、おそらくこの先も大きく雰囲気を変えることはないと思います。すでに父親と僕で合計14万km走ってますが、これからも大切に乗っていきたいと思います」
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