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16日間5000キロ以上を共にしたトヨタ「ハイラックス」キャンパーとお別れ! レンタカー返却を焦って最後に思わぬアクシデントが…【豪州釣りキャンの旅_17】

16日間5000キロ以上を共にしたトヨタ「ハイラックス」キャンパーとお別れ! レンタカー返却を焦って最後に思わぬアクシデントが…【豪州釣りキャンの旅_17】

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TEXT: 牧野森太郎(MAKINO Shintaro)  PHOTO: 牧野森太郎(MAKINO Shintaro)

  • なんとかアポロ号を返却。ほっとひと息。慌てていたため、愛用のハットとサングラスをクルマの中に置き忘れて、翌朝、取りに行くというハプニングも
  • アポロ キャンパーバン:キャンプサイト到着後に設営した様子。頼れる旅の相棒、アドベンチャー感十分
  • アポロ キャンパーバン:旅人なら、一度は行ってみたい、地球のヘソ、エアーズロック。現在はウルルという呼び方になっている
  • アポロ キャンパーバン:信頼性抜群のトヨタ2.8L・4気筒ディーゼルエンジン、208ps
  • アポロ キャンパーバン:ポップアップ式のルーフ。中からエイヤ!と持ち上げる。けっこう重い
  • アポロ キャンパーバン:大人の男性が2人はゆったりと寝られるキングサイズベッドが備わる
  • 体が小さいぼくはグリップに手が届かないので、タオルを巻いて対応。体重をかけて、エイや! と引き下ろす
  • アポロ キャンパーバン:左側面は乗降口以外は、一見フラットだが……
  • アポロ キャンパーバン:なんと、しっかりした冷蔵庫がついた大きなキッチンが現れる。コンロはコールマンの2バーナー
  • アポロ キャンパーバン:ボディ右側面には電気と水のフックアップとストレージ
  • アポロ キャンパーバン:水のフックアップは運転席のすぐ後ろにあるインテークから
  • アポロ キャンパーバン:給油口の下に蛇口があるが、あまり使えない
  • アポロ キャンパーバン:車内に入ると左手にある電気のスイッチ。バッテリーと外部電源は自動で切り替わる
  • アリススプリングスに向かう途中のガソリンスタンド。先を急ぐ
  • アリススプリングスのアポロ・モーターホーム・レンタル
  • さらば、ウルル。また来るぜ!
  • 「アポロ号」との最後の朝食。空気は冷たい

トヨタ「ハイラックス」ベースのレンタル・キャンピングカーと別れの時

オーストラリア・ノーザンテリトリー州でトヨタ「ハイラックス」ベースのキャンピングカー、アポロ「キャンパーバン」をレンタルして、釣り人としてバラマンディの大物を狙う23日間の旅をレポート。仲間とフィッシングを満喫した後は国立公園を一人旅し、アリススプリングス空港で日本から来た妻と合流して、ウルル(旧称エアーズロック)を見学。そしていよいよ旅の終わりが近づいてきました。

ウルルからアリススプリングスの街へレンタカーを返却に

ついにこの日がやって来た。16日間の旅をともにしてきた相棒、「アポロ号」との別れの日である。走行距離はすでに5000kmを超えている。彼の献身的な頑張りがなければ、ぼくの旅はこれほど素晴らしいものにはならなかったはずだ。

今日の予定は、以下のとおり。午前8時半にウルル(旧称エアーズロック)のキャンプ場を出発。400kmの復路を走り、午後1時半にアリススプリングスに到着。ホテルにチェックインして荷物を下ろし、午後2時、町の郊外にあるアポロ・モーターホーム・レンタルにアポロ号を返却……。

じつは、ダーウィンでアポロ号を借りるときに、「返却は必ず●時まで」といわれたのだが、それが何時だか忘れてしまった。16日間、カバンに入れっぱなしだった書類を引っ張り出してみたが、時間の記載はない。こちらのショップが午後4時ごろに終わることは、これまでにも何度が経験していたが、まあ、2時を目指しておけば大丈夫だろう、という計算だった。

ここまで無事に旅を進めてきた。最後まで何事もなく、安全にフィニッシュしたい。それがぼくの願いだった。

タイムスケジュールが思い通りいかないのも旅の醍醐味……?

しかし、ひとりなら簡単だが、相手がいると計算どおりにいかない。それが旅行だ。とくに女性は、いくら説明しても時間がかかる。いきなり出発が9時過ぎになってしまった。給油時の休憩やランチも5分、10分と余計に時間がかかり、アリススプリングスに着いたのは、予定より1時間遅れの午後2時半になってしまった。

しかも、ナビが示す場所にホテルがない。近くにあったインフォメーションセンターで聞いて、なんとか到着。すでに午後3時になろうとしていた。

ホテルの前で荷物を下ろし、妻にチェックインを頼んでレンタカー会社に行こうと思ったが、「路上にクルマは止められない。先にチェックインして駐車場に入れてくれ」という。仕方ないので従ったが、駐車場は高さ2.2mまでしか入れない。誘導路の脇にアポロ号をピタリと止めて荷物を部屋に運び入れると、電話が鳴った。

「モーターホームはどこにあるの? もう3時よ!」

レンタカー会社からの催促で、それもかなりケンカ腰である。

「すみません。市内にいるんで10分でいきます」

「オフィスは3時半に閉まりますからね」ガシャン!

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